概要
映画『ドラゴンボール超 ブロリー』に登場するフュージョンによって誕生した超戦士。
超シリーズは原作者・鳥山明が考える魔人ブウ編後の物語な為、本作のゴジータはある意味、原作の時空におけるゴジータとなる。
その為、ブロリーを初め、バーダック、ベジータ王、パラガスなどZの時代のアニメオリジナルキャラクター達は設定やデザインなどに大きく手が加えられており、ゴジータもまた一部がアレンジされている。
例えば従来のゴジータと比較して、メタモル星人の衣装がゴテンクスのものと近く、腕の輪っかや襟は彼と同じ黄色になっている。逆にゴテンクスと異なる点は帯と靴の紐の色がゴテンクスのエメラルドグリーンに対しゴジータは青藍色、ズボンの色がゴテンクの真っ白に対しゴジータは薄い灰色などの点がある。
従来の超サイヤ人状態のほかに、地味にアニメ初登場の黒髪状態や超サイヤ人ブルーの状態になったゴジータが登場。ブロリーと戦いを繰り広げている。
かつてゲーム『ドラゴンボールZ3』や『Sparking!METEOR』のオープニング映像で直接対決を果たした両者だが、ついにアニメ本編でも戦いを繰り広げることとなった。
人物
クールなイメージが強い通常のゴジータだが、今作は寧ろ感情豊かで内面的な部分もゴテンクスまたはベジットに近い。超サイヤ人4ゴジータやゲーム版ゴジータと比べればクールな方とも言えるが。
ピッコロに名前を聞かれて自分の名前を付けた際も「既にベジットがある為、それと被らない名前」を「名前があった方がカッコいいかも」という子供染みた理由だが、流石にゴテンクスよりかは落ち着いており、ベジットの様に敵を見下したり馬鹿にする様な発言もしていない(一応、ベジットの場合は作戦上敵を挑発する目的もあったのだが)。このように今作のゴジータは戦う相手ではないピッコロとフリーザから何者かを聞かれているため、それぞれ「ゴジータだ」「オレはゴジータ」と名乗っている(そのため例の名台詞は今回はない)。
「ベジットはベジータの要素が強く、ゴジータは悟空の要素が強い」と言われているが、今回のゴジータはブロリーとの戦闘中に、楽しんでいる様な笑みを浮かべたり、「いっちょ行くぜ!!」と気合を入れる等、「強い奴と戦う事が大好き」「負けない為に戦う」という悟空の内面的な部分が強調されている。
またゴテンクスやベジットの様に楽勝な姿勢は取りつつも慢心したりはせず、常に本気で戦っており全く容赦ない(最後のかめはめ波の場面ではブロリーは戦意を喪失していたが、そのまま手加減抜きの本気でブッパなした)。こちらはベジータの要素というべきか。
通常時
Z及びGTでは出て来なかった通常時がアニメ初登場。
ピッコロの指導を受け、太ったベクウと痩せ細ったベクウという2回の失敗を経て誕生した。
戦闘シーンこそ無かったものの、超サイヤ人ブルーの悟空とベジータ2人がかりでも逃げ切るのがやっとだったブロリーの攻撃を華麗に躱したり弾き返したりと、通常時とは思えない程の機敏な動きを見せた。
超サイヤ人
超サイヤ人のブロリーに抵抗するため変身した。
ブロリーの攻撃を受け流しカウンターを入れたり、空中から拡散型のエネルギー波を放った。
圧勝とまでは行かないがブロリー相手に優勢になり、2人の本気のエネルギー波がぶつかり合った結果、時空が裂け異次元へと突入した。しかし、そこでブロリーが緑髪のフルパワーを解放すると押されてしまうが…。
超サイヤ人ゴッドSS/超サイヤ人ブルー
フルパワーとなったブロリーに対抗するため異次元の中で変身した姿。
最初こそブロリーもゴジータの動きについて行っていたが、次第に戦闘力の差が明らかになりゴジータが圧勝、一方的に攻撃していた。この際、懐かしの「ソウルパニッシャー(スターダストブレイカー)」や新技の相手の体内に気を送り込んで内側から大爆発を起こす技などを使っている。
ビルス以上とも称されるブロリーを圧倒するそのパワーはウイスも賞賛する程のものだった。
劇中での使用技
ソウルパニッシャー/スターダストブレイカー
かつてジャネンバを倒した技。超サイヤ人ゴッド超サイヤ人状態で使用。
手の平に虹色の光を帯びた小さな気の塊を発生させ相手に向かって投げつける。
従来の場合は気の塊を握り潰した際に拡散して出来た光を投げていたが、こちらは握らずにそのまま気の塊を投げている。
その為、ジャネンバの様に身体の内部から破裂して消滅する事なく、着弾と同時に虹色の火柱が立つものとなっていた。
スターダストフォール
上空から強力な光弾を相手に向かって星くずのように降らせて喰らわせる。
かめはめ波
定番の技。超サイヤ人ゴッド超サイヤ人状態で使用。
本作ではこの技でブロリーにとどめを刺そうとしていた。