概要
CV川田妙子(テレビアニメ)
第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場した女の子の赤ん坊。
連載当時は透明の赤ちゃんと呼ばれていた。
後述するスタンド能力のせいでまったく姿が見えず、化粧や装飾品等で視認できるようにしないと探すのも一苦労。化粧越しに見てもカワイイ顔立ちであったので、将来が楽しみな女の子である。
彼女が川に落ちた際の一件は、ジョセフ・ジョースターと東方仗助のわだかまりを解くことになった。
その後は親が見つかるまでの間、ジョセフが世話をする事になったのだが
最終決戦が終わっても親は見つからず、ジョースター家に養子として引き取られる事になった。
スタンド:アクトン・ベイビー
【破壊力:E / スピード:E / 射程距離:なし / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:A 】
自身と周囲の物を透明にする能力を持ったスタンド。一度透明にした物は本体からある程度離れても透明化が維持される(「射程距離:なし」は未起隆や猫草のような「自身を変質させるスタンド」に多い評価であり、実際の能力射程は不明)。
同様の能力保持者として空気の膜を纏って屈折率を変更するワムウや、砂鉄を纏って迷彩とするリゾットなどが居るが、彼らのようなカムフラージュの比ではなく「不可視」と言って良いレベル。
ただし、本体の「存在」自体は消せないため、透明化していても本体に触れることはでき、人間よりも優れた嗅覚や聴覚を持つ犬には「いる」ことがわかってしまう模様。
連載当時には名前は無く、後付設定で名づけられた。
静はまだ乳幼児でありスタンドも無作為に発動しているため、感情の高ぶりに応じて透明化する範囲も拡大・縮小する。なお、自身の透明化は劇中では解除出来ず、顔にファンデーションを塗ることで周囲の目を誤魔化している。サングラスをかけているのは目に化粧は出来ないため。
余談
pixiv内だけではないが、「その後」が空想しやすいポジションのため、二次創作で「成長した姿」が描かれることが多い。代表的な物を制作順に以下に挙げる。
→静・ジョースターの学園ラブコメ(2003年開始)
→やる夫が杜王町を守るようです(2011年開始)
→静・ジョースターの奇妙な日常(2013年開始)
これ以外にも様々な二次創作が描かれているが、短発で終わっていることが多い。
なお、原作では乳幼児だった事に加え、透明化によって外見上の特徴等が一切明らかにならなかった事から、二次創作における成長後の姿は作者によって大きく異なっている。
以下のイラストで見られる姿の静は、『静・ジョースターの学園ラブコメ』の時に既にあったサイト『静主人公学園ラブコメ 妄想ジョジョの奇妙な冒険』で発表されたイラストが元々の元ネタであるようだ。
……ちなみに、彼女を語る上では欠かせない最大の謎が一つある。
SPW財団が捜索に協力し、恐らくジョセフも念写を試したであろうにも関わらず、発見することが出来なかった『両親』についてである。
彼女の両親は一切の消息が不明という点に加えて、我が子がいなくなったのにも関わらず、両親からの警察への捜索依頼等が一切無かった(そんなものがあれば、とっくに両親が見つかっている筈)という奇妙な事態が起きているのだ。
この事態に対し、一つの可能性として「スタンドを発現して透明になった赤ちゃんを不気味に思い、捨ててしまった」という説がある。
確かに、スタンドの知識など一切ない一般人からすれば、我が子が化け物か何かになってしまったと感じても無理はないだろう……
しかし、この場合だとジョセフの念写でも発見不可能だった事に対する説明がつきにくい。
それに対して、4部をよく知るファンの間である仮説が出た。
『彼女の両親は、既にこの世にいない。家族での外出中に彼女を残して殺害されたのではないか?』
そう、4部には人間を跡形も残さず消滅させる事が可能な殺人鬼がいる。
彼女の両親は不幸にも目を付けられて爆死、母親の右腕以外を消滅させられた可能性があるのだ。
そうだとしたら、ジョセフの念写でも発見できなかった事に対する説明がつき、また「吉良から逃れるためにスタンドを発現した」というケースが十分に考えられる。
これはあくまで仮説なので真相は不明だが、不自然な状況の全てに説明がつけられる事もあり、二次創作ではこの仮説が用いられているケースも幾らか見られている。
関連イラスト
関連項目
マニッシュ・ボーイ(彼も赤ん坊のスタンド使い)