パオラ
ぱおら
概要
CV:冬馬由美(箱田真紀版ドラマCD) / 種田梨沙(幻影異聞録♯FE・ヒーローズ・Echoes)
『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』、時系列は両作品の間に位置する『外伝』(いずれもリメイク版含む)に登場。
クラスは「ペガサスナイト」→「ドラゴンナイト」(外伝及びEchoesは「ファルコンナイト」)。
マケドニア出身で、マケドニア白騎士団に所属。
マケドニア王女ミネルバ直属の部下であり、後に恒例となるペガサス三姉妹の長女。
個性的な妹を二人(カチュア、エスト)抱えているせいか、包容力のある女性として描かれる事が多いが、箱田真紀によるコミック版ではおっとりして少々天然ボケの面を持ち合わせている。
アリティア軍のアベルに想いを寄せているが、アベルは妹のエストと相思相愛のため、エストを思ってか、パオラの想いをゲーム中で知ることができるのは彼女が死亡した際のセリフのみ。
ヒーローズにおいてはホーム画面のトークはおろか★5のキャラを最高レベルにしたときのみに見れる会話においても想い人の存在が全く語られず、ただ主君と妹や仲間たちを想う優しい女性として描かれていたが、その後発売されたEchoesにおいては支援会話や施設での会話では一転して恋する女性としての会話が多く、ヒーローズから彼女のファンになった人は痛い目を見たとか…
『暗黒竜と光の剣』
ミネルバがアリティア軍に合流したことを知り、グラでアリティア軍へ合流した。
このころはまだキャラ毎の掘り下げが少なかった為、ミネルバの私兵程度のいるだけ参戦。
しかしこのころからトライアングルアタックが可能な点では優遇されている。
『外伝』
三姉妹で飛行中に強風に巻き込まれ、アカネイアから異国の地・バレンシアまで流されてしまう。
カチュアと共に遭難したエストを探すも既にエストは海賊団に囚われており、自身らもソフィアの海岸で盗賊団の奇襲に遭い窮地に陥る。
しかしミラの神殿に向かう途中のセリカ隊の登場で難を逃れ事情を話し彼女らに協力。エスト救出後も最後までセリカ隊に同行し、戦争終結後にアカネイアへ帰還する。
本作の死亡時にはアベルの名を口にしつつ異国の地で果てる事を詫びるため、彼女がアベルと相思相愛になっていると見て取れてしまうがこのセリフは「紋章」EDでエストの後日談の伏線になっている。
『紋章の謎』
カチュア共々、マケドニア奪還とミネルバ救出に死力を尽くす。
SFC版のプレイヤーには加入時に銀の槍を手に多数のドラゴンナイト相手に単騎で縦横無尽の活躍をする彼女の雄姿は語り草である。
リメイクにおいて
支援会話でよりキャラが掘り下げられ、幼い頃に母親と死別しておりカチュアとエストの母親代わりだったという事が判明した。前述の「包容力のある女性」という設定もここから。
彼女の口から妹達は母親の顔も覚えていないぐらい小さかった事が語られているため、妹達よりやや年上という事になった。
新・紋章の謎においてはマイユニットとの支援会話でもこうした面が顕著であり、異性の場合は訓練に励む姿とマルスへの思いを感じた際に、つい妹と同じような事をしてしまい動揺させている。
なおリメイクでのキャラ絵は、「体を横向きにし、顔をこちらに向けている」という構図故、やたら強調されて見える。母性溢れる性格という設定も合わさり本作以降は妙に大きく描かれる事が増えてきた。
また、特に理由もなく妹のカチュア共々フレイと支援効果が発生するようになり、カインにはカチュアとエストとやはり理由もなく支援が付いた。
Echoesでも概ね新・暗黒竜以降の設定で落ち着いている。
エスト救出時には一枚絵が表示されており、妹たちとの間に支援会話が発生する。
食べ物に関して乳製品や甘い物を好む傾向にあり割となんでも食べてくれるが、大蒜や青カビチーズ、干物などを嫌う。
基本的には最初から高めのLvで加入しHPと力が高く即戦力になり、成長率も速さが少し低めだが幸運以外はほぼ伸び切ってくれる。
しかし、FE外伝に限り初期ステータスがかなり低く同時に加わるカチュアと比べHPこそ大きく上回るが、
力・守備が1ポイントづつ上回っている以外、他のステータスが大きく劣っており、さらに技・速さ・幸運の成長率が序盤のお助けキャラかと思う程に悪く固定値である魔防も妹達と比べひくいため足を引っ張りがち。
リメイク版であるEchoesでは初期ステータスこそ変わっていないが、成長率はやや改善され魔防も低確率ながら成長するタイプなので頑張れば妹達に負けない能力になることができるようになった。
なお人間関係(主に恋愛面)の事情ゆえか、幸運の成長率はシリーズを通して全キャラ中最低クラスと笑えない事になっている…
ファイアーエムブレムヒーローズにおいて
白騎の長姉 パオラ
↑採用された立ち絵
属性 | 赤 |
---|---|
武器種別 | 剣 |
タイプ | 飛行 |
武器 | 旭日の剣→白騎の長剣(専用) |
奥義 | 月虹 |
B | 救援の行路3 |
C | 飛刃の紋章 |
配信初期から実装されている通常版。
周囲の素早さを上げる「速さの紋章」やHPが一定以下の仲間の隣接マスに一瞬で移動できる「救援の行路」をもち、専用スキルとして周囲2マスの飛行ユニットの攻撃&速さを上げる「飛刃の紋章」を覚え、援護に優れる。
全体的にそつのないステータスでまとまっている為どんな役割でもこなせるが、裏を返せば突出した物が無いという事でもあり、スキル継承などで個性を出したいところ。
特に速さが基準値ではかなり物足りないので、速さ得意個体を狙いたいところである。苦手を振るならフォローしやすいHPが良い。
彼女が振るう「旭日の剣」は「3すくみ有利時にさらに攻撃アップ、不利時にさらに攻撃ダウン」という性能ゆえ、3すくみの影響が大きい本作では得意な緑属性は完封できるが苦手の青属性には完封されてしまう。
しかし、非凡なステータスが幸いし緑属性ならば物理でも魔法でも問題なく受けられるためどんな緑属性にも対応が可能。
とりわけ緑属性の人気キャラであるヘクトルやユリアはレアリティが劣る状態でも圧倒し、同レアリティならニノやセシリアが扱う超火力のグルンブレードすら受けて返せる貴重なキャラ。
守備を割合減してダメージを与える奥義「月虹」を持つため重装特攻を無効化するシーマにも優位に立ち回れる為、緑属性が多い環境ならば非常に猛威を振るうキャラである。
長らく剣飛行は彼女とシーダの2人しかおらず、シーダがかなり活躍の場が限られる性能であった故、飛行の剣と言えば彼女の独壇場であったが17年9月には新キャラとなるエリンシアが追加された。
強力な専用武器「アミーテ」をもち能力も攻撃寄りで使いやすいためエリンシアに活躍の場を奪われるかと思われたが、耐久面でエリンシアに大きく勝るためすみ分けは出来ている。
また彼女は★4でも排出されるため限界突破が容易なことに加えて基本構成でも役割がはっきり持て、
支援までこなせるキャラなのでこれからも飛行ユニットの入門的なキャラとして活躍していけるだろう。
2018年12月のアップデートでは専用武器「白騎の長剣」が追加された。旭日の剣の上位互換の武器で、特殊効果錬成では飛行の味方が周囲2マス以内に2人以上いる時に自身の全ステータス+3に加えて自分から攻撃した場合のみ2回攻撃が可能になる「トライアングルアタック」を意識した効果が追加される。
兎姉妹の長姉 パオラ
属性 | 赤 |
---|---|
武器種別 | 暗器 |
タイプ | 飛行 |
武器 | 天馬のニンジン+(重装特効) |
奥義 | 竜裂 |
A | 鬼神飛燕の一撃2 |
B | 罠解除3 |
C | 飛刃の鼓舞 |
2019年3月に登場したイースター版の超英雄。2018年に登場した妹のカチュアに続いての登場である。
通常版とステータスを比べると攻撃・速さ・魔防は上がったがHPと守備下がっており、特に守備に至っては11ポイントも低下してるため、物理受けは全く期待できない。
武器の「天馬のニンジン」は重装特効に加え、戦闘相手との三すくみが有利の時に自身が受けている追撃不可の効果を無効にする。スルトや伝承ヘクトルなど追撃不可にさせるスキルを持つユニットには相性がよく、重装以外でもミルラの神炎のブレスの効果も無効化し追撃が狙える。
面白い使い方としては「速さが1以上低い相手の反撃を封じるが、自身は追撃不可」の効果を持つBスキル、
「水薙ぎ」か「風薙ぎ」を合わせることで緑属性が相手なら相手の反撃を封じつつこちらは追撃可能という荒業も可能。
Bスキルの「罠解除」は飛空城で攻撃を行う際、罠が設置されたマスに止まると仕掛けられている罠を解除する。
だが、前述したように守備が大幅に下がっているので弓などの飛行特攻はもちろんだが不利な青属性のユニットと高火力のユニットには警戒が必要。他にも守備の低さが祟り遠距離反撃が可能な緑マムクートが相手だと思わぬ被害を受ける点も注意。
武器の『天馬のニンジン+』は活躍する場が限られるため、緑属性以外の遠距離反撃を持つ(継承)重装ユニットには返り討ちに遭う危険性が高い。
速さもやや中途半端なため、重装以外のユニットだと追撃出来ない事も有り得る。追撃を取りたいのであれば鼓舞か〇〇の指揮など仲間のバフで上げる必要がある。
もしくは完全に対緑属性専門と割り切って使う方法もアリで、この場合は「相性激化」を継承させると良い。
余談
「暗黒竜」のキャラクターデザインでは髪型はショートボブでありカチュアがロングヘアーと逆転している。
公式でこのように紹介されているが顔の雰囲気からしてファンの間では塗り間違えた説が濃厚となっている。