概要
銃の中でも特に遠距離を狙撃することに長けたものを指し、より短い距離での戦闘に特化した散弾銃や拳銃、サブマシンガンとは区別される。
ただカービンとの区別は曖昧で、機関銃と若干重なるものもあったり。
「ライフル」とは本来は発射される弾丸に回転を加え、ジャイロ効果によって弾道を安定させるために銃身や砲身内部に施される螺旋状の溝(腔線)を意味するが、今日では主に旋条溝が掘られた小銃を指す言葉として用いられ、腔線や旋条溝そのものを指す場合は「ライフリング」と呼ばれる。
マスケット銃のようなライフリングの無い滑腔銃身が一般的だった時代には、施錠はより高いコストを投じて命中精度を伸ばすための工夫であった。
このため施錠を意味するライフルという単語自体に高精度を指向すると言う意味が含まれるようになり、その後むしろ精度の意味が重視されるようになりIWS2000のような「ライフリング無しライフル」が発生するに至る。
現代では「長銃身で長射程を目指した銃」という定義が適切であろうが、その中でも千差万別で一概には言い難く、詳細は狙撃銃、アサルトライフル、バトルライフルなどを参照のこと。