概要
機動新世紀ガンダムXに同名の武装があるが、主に『新機動戦記ガンダムW』に登場するウイングガンダムの主兵装である大型のビームライフルを指す事が多い。
ウイングガンダムのバスターライフル
前述の通り、ウイングガンダムの主兵装である大型ビームライフル。
エネルギーを物質化寸前まで縮退化させた上で詰め込んだ、専用カートリッジを3つ装着した特徴的なシルエットを有する。
最大出力で発射する場合はカートリッジを丸ごと使用するが、出力を調整すれば連射も可能。
最大出力で発射されるビームのエネルギー量は中規模都市の1日の消費量にも相当し、射軸を中心とした周辺を一瞬でイオン化させ、半径150mに及ぶ激烈なプラズマ過流と数十Kmに及ぶ灼熱の奔流を巻き起こす程で戦略兵器級の威力を持つ。
また、このビーム自体が複合的な層を持ち、高速で貫通力の高いビーム帯を中心に、低速で破壊力の強い粒子束が更に貫通する。
これでもウイングガンダムゼロ系列が持つ『ツインバスターライフル』の半分以下の出力に抑えられているというのだからそら恐ろしい。
劇中では総じてライフル扱いされず、ビーム砲とも呼ばれており、数十機の『プラネイトディフェンサー』を展開したビルゴ大部隊を一撃で殲滅している。
ちなみに、本体にエネルギー源を持ち、コンデンサーを介さない仕組みのため、本編ではカトルの乗ったエアリーズがこの武装を使用した事もある。
この時点でも、長いガンダムシリーズのMS用携行式ビーム砲有数の圧倒的な破壊力を持つが、さらに『メッサーツバーク』という補助装備を装着することで出力の強化が可能。
3機を装着した『ドライツバークバスター』状態での出力は、なんと何倍にまで増強される。
なんなら、ガンダニュウム合金を使用していない未完成品で本来の性能を出せない状態のメッサーツバークであっても、バスターライフルに装備して発射した際、サンクキングダムに攻めて来たビルゴ大隊と海上艦隊を消滅させたあげく成層圏を突き抜け超高度からでもその巨大なビームが観測できるほどであった。
余談ながら、(倍以上の出力を誇る)ツインバスターライフルにもメッサーツバークは装備できる………最大6機まで装着可能でその威力は月のエイトケン盆地を消滅させ余波で月の形が変わるレベル
その他のバスターライフル
- ガンダムエアマスターやガンダムX専用の武装であり、既存のMSに装備されているビームライフルより出力や収束力が上である。
- リボーンズガンダムがGNバスターライフルを装備。腕部の擬似太陽炉から直接粒子供給を受けることで、通常のGNライフルよりも高い威力を発揮する。
- ダブルオークアンタのGNソードⅤはライフルモード形態中にGNソードビットと合体することでバスターライフルモードへと強化される。更に砲撃からそのままビームを固定し、ライザーソードへと移行することも可能。
これらの「バスターライフル」は、劇中では単なる「固有名のついたビームライフル」であったり、武器のモードの一つであるなど、ウイングガンダムのバスターライフルのような象徴的な扱いはされていない。