「まー早い話がワルモンよ、ワルモン。そういう解釈でいいの」(りおん)
概要
『Aika』(1997年~1999年)に登場する天才科学者。31歳。TRIAL4で出番を終えるが、第一作の七年前を舞台とする『AIKa ZERO』(2009年)に登場したシルバーイーグルが、後のルドルフ・ハーゲンである。
人為的な遺伝子操作で生まれたデザイナーベビーであり、優れた知能を持つと同時に人間性は歪んでおり、好色で極端なナルシスト。
指揮官席を指揮所内の床下に配置し、自らの視点を床面付近にすることでクルー(デルモゲニィ)の尻を眺めるなど、その好色ぶりに照れも誤魔化しもない生き様は一周して清々しいとさえいえる(?)。
当初は『某国』の指揮下で活動しており、ZEROの時代にはシルバーイーグルの暗号名で工作員を務めていた。
活動拠点でもあるホーリーファクス号は、某国から与えられた艦をベースに改造したものである。
『ラグ』エネルギーの入手後は某国に反旗を翻し、劣等種族と見なした大半の人類をぶち殺し、新秩序を築こうと考えた(りおん曰く「気に入らない奴をみんな殺して女侍らせて遊び暮らしたいだけじゃない!」)。デルモゲニィの総指揮官でもあり、おおよそ私兵にしては無能かつ脆弱極まりないデルモを選んだ基準も基本的には彼が子孫を残すに値するかといったごく私的なモノサシによる。
主人公の皇藍華の身体に眠るオルタネイトメタルの力を解き明かそうとしていたが、ネーナの暴走に巻き込まれて彼女に取り込まれてしまい、宇宙の彼方に消えた。
ネーナ・ハーゲン
ルドルフ・ハーゲンの妹にして腹心。初登場時はK.K.コーポレーションの顧客の秘書に変装していた。ホーリーファクス号では下着姿ですごしている場面が多い。
プライドが高くサディストだが、兄であるルドルフに対しては盲目的な愛情を抱いている。
兄の方も上述のような人物なので、ぶっちゃけて言うと裸で同衾している描写がある。
藍華への嫉妬と対抗心、および部下であるデルモゲニィへの応対は、その根底にルドルフの独占という願望が垣間見える。
ルドルフが藍華から得たデータを元に開発したオルタネートメタルによってシヴィエネーナに変身。藍華のものがビスチェとして着用されているのに対し、ネーナのものはパンティ。
最終的にはオルタネートメタルが暴走、融合によってヒトの姿を保てなくなり、ルドルフへの妄執から半ば無理心中に近い形で最期を迎える。
ZEROの時代には、ピンクサファイアの暗号名で某国の工作員を務めており、藍華とはこの頃から因縁があった。