概要
ファイアーエムブレムシリーズでは支援レベルというパラメータが存在し、支援レベルの高いキャラが隣にいると命中率や回避率などが上がる。支援レベルは個人のパラメータではなく任意の2人に設定されているものだ。つまり2人の絆の強さを表している。
支援レベルを上げるには特定のキャラと隣接して戦ったり、特定のキャラを回復したりする必要がある。しかしそれだけでは支援レベルは上がらず、支援レベルを上げるには支援会話をする必要がある。つまり、
- 隣で戦ったり回復してあげたりする
- これを繰り返すと支援会話が可能になる
- 支援会話をする
という手順を踏むことによって支援レベルが上がる。
会話の内容はシリアスなものからコミカルなものまで様々。どちらかと言えばコミカルなほうが多い。当作ではメインキャラ以外がストーリーの根幹に関わってこないので、各キャラの個性や経歴を知ることができる唯一のイベントでもある。
最初は支援なしで、C→B→Aと上がっていく。作品によってはAの上にSがあり、支援Sは結婚(または交際)を意味する。複数のキャラと支援Sになるのは無理。言うまでもなく自分の子供とはどうあがいても結婚できない。 しかし兄弟姉妹とは結婚できる場合もあったりする。きょうだいや近しい場合だと発生の条件が緩く、全くの他人だったり人物が闇属性(GBA三部作の場合)だと難しい傾向がある。
支援会話は戦闘中に行う作品と非戦闘時に行う作品がある。
前者は支援会話で話しかけたほうのキャラは1ターン攻撃や回復ができなくなるため、話しかけるタイミングも戦略に含まれる。また、前者は会話の舞台が戦場となるのでおのずと会話の内容も限られてくる。
支援を組んだ相手と周囲に配置すると強化され、回避や命中そして必殺率が高まると言った、様々な恩恵を得られるようになる。
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作品毎の特徴
GBA三部作(封印の剣 烈火の剣 聖魔の光石 )
戦闘中に行う。レベルはAまでで、各キャラ5回までしか行えない。つまり支援Aになれるのは各キャラ1人まで。封印で初登場したが、章ごとに会話に必要な見えないポイントの入手が限られており、計画性が求められる。まだ支援会話回想も無かった。
烈火からは一度出した会話を何度も見ることが出来るようになり、主人公以外でもペアエンドとなる組み合わせが新たに導入された。支援会話回想では達成率も表示されているなど、現在のFEにおける支援会話の基礎が完成する。
聖魔ではさらにペアエンドの組み合わせが増え、フリーマップもあるおかげでエンディングでたくさんのカップルとなった後日談を見ることもできる。
蒼炎
非戦闘時に行う。ルールはGBA三部作と同様だが、会話の条件が大きく変わり、支援を組めるキャラが一緒に出撃していくことでフラグが立つように。支援会話回想は削除されてしまった。
暁
戦闘時に行う。どんなキャラ同士でも組めるようになったが、二人以上の関係を作ることが出来なくなった。その場合は解消する必要がある。会話も単調なものに。
暁に引き継ぐ際、蒼炎でA同士になった組み合わせは、ボーナスとして相手の必殺を軽減させる絆支援がつく。さらに蒼炎をプレイして発生させた会話を回想で何度も見ることができるようになった。
覚醒
非戦闘時に行う。
支援Sになると2人の子供が未来からやって来て仲間にすることができる。子供は母親ごとに決まっていて、髪色のみが父親と同じになる。ただし仲間にする手順はキャラごとに異なり、間違えると仲間にできないまま進んでしまう。
クロムはある章をクリアすると、その時点で支援レベルが最も高いキャラと自動的に結婚する。
プレイヤーの分身であるルフレはほぼすべてのキャラと支援会話があり、異性なら隠しキャラとでも結婚可能である。
if
非戦闘時に行う。
支援Sになると2人の子供が生まれ、時間の流れが早い秘境で育てられる。そして成長した子供を仲間にすることができる。子供は父親ごとに決まっていて、髪色のみが母親と同じになる。覚醒では未来に出産する設定になっているがこちらでは作中で産まれる。結婚するとマリッジプルフを使って配偶者のクラスにチェンジできる。
同性には支援Sのかわりにバディを意味する支援A+がある。A+には会話イベントがない。片想いでバディを設定することができ、「AはBのことをバディだと思っているが、Bはそう思っていない」という状態にすることも可能。バディプルフを使うとバディのクラスにチェンジできる。
カムイはわずかな例外を除いてすべてのキャラと支援可能で、これまたわずかな例外を除いてほとんどの異性と結婚できる。カムイには支援A+がなく、かわりに支援Aになった時点でバディとみなされる。さらにカムイには男女1人ずつ同性婚ができるキャラがいるがもちろん子供は生まれない。
Echoes
戦闘中に行う。レベルはAまで。