※投稿の際には、作品名と区別できるよう「どろろ(キャラクター)」のタグ付けを推奨。
概要
『どろろ』の主人公。どう見ても百鬼丸が主人公だが、作者が語感が気に入っていたのでタイトルにしたとのことで実際はW主人公である。
夜盗・火袋の子。「ハイハイしていた」頃から盗みを働く天性の泥棒。
物心つく前に両親が部下に裏切られたことで流浪の身となり、両親を亡くしたのち、コソ泥として独りたくましく生き延びていた。
壮絶な出自故に金と刀に目が無く、「名刀を持っている」百鬼丸に目をつけ、一方的に付け回す。
父親譲りの強情な一本気な性格で、大の大人数人のリンチにもケロリと耐えるほどのタフさとどんな危機にもめげずに立ち向かう精神力、そして盗人に身をやつしどんなに蔑まれても人間としての誇りを失わない強さと、決して捨てないプライドを併せ持っている。
また、侍に殺された子供の敵討ちを挑もうとしたり、異形の体ゆえに人々に疎まれる百鬼丸の身の上に涙したり、両親を裏切った元夜盗仲間のイタチが危機に落ちた際に見捨てることなく助けたりと、心優しい一面も持つ。
とある理由から大変な風呂ギライで、4年近く風呂に入ってないので体臭が強烈。
必殺技は破壊音波のごとき大声を出すことで、妖怪ですら怯ませるほどの威力を持つ。
少年のように見えるが女の子である。ちなみに初登場時から綿密に伏線が張られており、読み返すと「ここかァ!」と膝を打つであろう。手塚作品だとよくある設定である。
外部作品においては(実写だと特に役者の都合もあり)成長した姿、あるいは最初から成人女性として描かれることも多い。
手塚スターシステムでも頻繁に登場するが100%男性役である。『ブラック・ジャック』第3話「ミユキとベン」では主役のベン(どう見ても百鬼丸)の舎弟として登場という原作そのまんまの役目だった。