手塚スター・システム
手塚治虫は「スター・システムを本格的に漫画に採用した」日本における初めての人物として知られている。これは友人や友人の関係者を面白がって自身の漫画に毎回登場させていたことが始まりである。ちなみに手塚の友人がモデルになったキャラは悪役が多い。
手塚作品の登場人物はその殆どが何かしらの形で他の手塚作品に「ゲスト出演」しているが、中でもヒゲオヤジ、アセチレン・ランプなどは手塚作品の沢山の作品に出演しており、かなり有名な「手塚スター・システム」の“俳優”と言えるだろう。
またよく勘違いされるが、「ヒョウタンツギ」「スパイダー(オムカエデゴンスと喋るキャラ)」などはあくまで「ヒョウタンツギ」「スパイダー」として作品に登場するのでスターシステムではない。手塚もヒョウタンツギはスターシステムでないことを強調して語っている。(ヒョウタンツギという同じキャラクターが複数の漫画に登場している)
手塚スターシステムの影響を受けて、自身の作品にスターシステムを取り入れる後発の作家も多いが、手塚ほどの規模はさすがに見られない。その奔放なキャラクターの使いこなしぶりは、生み出した漫画作品とキャラクターの数が星の数ほど膨大な手塚治虫ならではのものと言えるだろう。
なお、裏設定として手塚治虫の初期創作ノートではキャラクターの所属事務所が設定されていたりする。(多忙になるにつれて重視されなくなったようだが)
関連キャラ
記号
事務所と所属俳優
ブリリアント・ブラザーズ:大御所の所属する巨大スタジオ
プラチナ・プレヤーズ(P.P.P):ブリリアントほど派手ではないが常に堅実な仕事をする優良スタジオ
パピリオ・スターズ:上記二つから引き抜き編成された新興スタジオ
所属フリー
所属不明(資料なし)