概要
元々は1971年に当時の手塚の個人マネージャーで、虫プロ商事兼オフィス・アカデミー(西崎の個人事務所)所属の西崎義展が、手塚に描かせた数パターンの犬のイラストを版権営業先の三和銀行(UFJ銀行→現:三菱UFJ銀行)へ提示し、マスコットキャラクターとして採用されたものである。
その後、月刊誌『てづかまがじんレオ』(虫プロ商事発行、1971年10月号創刊)に漫画が連載された。
アニメ版は1973年4月2日から9月24日まで、フジテレビ系列で毎週月曜19:00 - 19:30(JST)に全26話が放送された。関西テレビが制作した初のテレビアニメであると同時に、旧虫プロダクションが制作した最後のアニメ作品でもある。
2002年11月21日に「手塚治虫アニメワールド」シリーズとして、全話数の初ソフト化となるDVD-BOX(TKBU-5157)が発売された。
ストーリー
都会の片隅でたくましく生きる犬たちの日常を、哀愁あふれるタッチでつづった物語。
声の出演
ワンサ - 小原乃梨子
幸太、サブロー、トト - 野沢雅子
幸太の父 - 北村弘一
幸太の母 - 瀬能礼子
ユキコ、シロー - 吉田理保子
メガネ - 永井一郎
ボウシ爺さん - 槐柳二
ルパン - 八奈見乗児
ゴンベ - 堀絢子
クマ - 富山敬
ヘラヘラ - 大竹宏
ミミ、ワンサの母 - 千々松幸子
ミミの母 - 武藤礼子
マミー - 武藤礼子(第1話 - 第15話)→北浜晴子(第16話以降)
ブル - 加藤修
ギャンブル - 肝付兼太
バンブル - 山本圭子
ミドリ - ホーン・ユキ
ブータン - 野本礼三
チビクロ、イチロー、ロロの飼主 - 山本嘉子
リリーおばさん - 牧野和子
ハチマキ - 山下啓介(第1話 - 第5話)→加茂嘉久(第6話以降)
動物病院の院長 - 麻生美代子
プードル犬 - 広川太一郎
クロベエ - 納谷六朗
ロルフ - 北川国彦
カトリーヌの飼主 - 河野たみ
ペット屋の番犬 - 塩見竜介
ベンジャミン - 滝口順平
ブルの飼主 - 池水通洋
おでん屋の親方、泥棒 - 峰恵研
ミドリの兄、署長 - 立壁和也
おでん屋のお兄さん - 作間功
タルホ - 大塚周夫
ロロ - 田の中勇
ジロー、ゴロー - 松金よね子
クロベエの飼主 - 安原義人
玉川ネコ丸 - 玉川良一