概要
『DEATH NOTE』に登場する死神は、人間をデスノートで殺しその寿命を奪い生きながらえている。デスノートは「本名」と「対象の顔」がわからないと使えないのだが、死神は相手の顔を見ただけでその本名と残り寿命がわかる(ただし、死神界の暦は人間と違うので、人間には寿命を「読む」事は出来ず、マンガの紙面には出鱈目に数字が並んでいるようにしか見えない)。勿論、仮面やヘルメットで顔を隠している場合は無効である。そのため、敵対する陣営に後述の契約者が一人でもいる場合には、攻め込む際に顔を隠すことが最重要になる。
デスノートに「触れた」人間は、本来別次元の存在である死神を見て会話することができる。そして、死神と契約することにより、死神の持つ「目」の力を再現することができる。これを死神の目と呼ぶ。
契約時には瞳が同心円状になり、顔を見た相手の本名と残り寿命がわかる。この際、本来の視力とは無関係に3.6まで視力が上昇する。
ただし契約者は寿命の半分を死神に代価として支払う。また、権利放棄等でデスノートに関する記憶を喪失した場合も寿命は返還されないため、もう一度死神と契約した場合は寿命が1/4になってしまう。
そのため、主人公である夜神月は最後まで寿命を支払うのを嫌がり契約しなかった。
作中で死神の目の取引をしたのは弥海砂、火口卿介、カル・スナイダー、夜神総一郎、魅上照、Cキラの6名で、全員天寿を全うする前に死亡している(海砂はギリギリ最終回のラスト頁までは存命だが、数日後に早逝)。
なお実写映画とアニメ版(TVSP)では高田清美も契約したが、結果は同様である。
やはり人間が持つには大きすぎる力ということか。
なおごくまれに人間でも同一の能力を持つ者がいるという。