概要
Cキラ編とは、『DEATHNOTE』の特別編となる読み切り短編。
原作の3年後が舞台となる後日談。
ストーリー
夜神月とLのことは公表されず、Lの座にはニアがついて難事件を解決していた。
そんなある時、日本の老人の死亡率が突如高まり、世間ではそれがキラによるものだと噂が流れ始める。
末路
キラ案件であることからニアに解決の依頼が来たのだが、行動原理が月以上に幼稚(お荷物の老人なんか皆殺しにすれば社会は楽になるだろう、将来に希望もなく生きるくらいなら死んだほうがいいだろうとかそういうレベルの短絡的殺人が多い)事から「ノートを使っているから捕まえにくいだけ」のつまらない事件として全く興味を持たなかった。
が、上記の「ただの自殺願望持ちの若者」を殺した事で介入……
せず
電波ジャックで「今回の事件には関わらない」「キラじゃない」「キラの殺人メカニズムは解明済み」と断言
その上でLではなく個人としてただ一言
「この人殺し」
とだけ言い残し放送を終えた。
この後3日ほど何もせず茫然自失したあと、奇声をあげて自分のデスノートに自分の名を書き心臓麻痺で自殺したらしい。
手段はともかく、仮にも戦争を止め、全世界の7割の犯罪を減らした初代キラやその信奉者達、その後に現れる殺人ノートを殺人に用いず"使った"Aキラどころか、私利私欲のためだけに使っていた火口達と比較してさえ、自分を正義と勘違いし、人を殺している自覚すらなく、それを自認した瞬間、絶望・発狂してあっけなく潰れた、文字通り"C"heapキラであった。
余談
一コマだけ彼の自室が映るが、フィギュアまみれの典型的オタク部屋であるため
恐らくネットでイキり散らすタイプのネット弁慶が本当にデスノートを手に入れた大はしゃぎで使用、ネットに蔓延る極端な劣等排除思想を実行したものの、いざ殺人であると指摘されたが最後罪の重さに潰されてしまったのだと思われる。
間接的にたった1日で殺しと自認しておきながら数ページにわたって人名で埋め尽くし、その後も殺しまくった月の精神性が際立つ事となった。