「ここにいる子供たちは皆、私の事が大好きなんです。だから、帰りたくないって訳でして。」
CV:古島清孝
概要
メレの双幻士の1人で、ウマのような幻獣・ユニコーンを手本とし、人間の額に角を生やさせて自身の下僕としてしまう幻獣ユニコーン拳の使い手。
得意ゲンギは夢幻招来波(むげんしょうらいは)、大鋭角断(だいえいかくだん)、幻力豪豪波(げんりきごうごうは)。好きな場所はユニコーン城で好きな食べ物は親子の悲鳴。
そして好きな言葉は「馬の耳に念仏」。
肩にユニコーンの胴体の意匠の有る騎士の様な姿をしており、話し方もとても丁寧な敬語口調。
然しそんな外見や雰囲気とは裏腹にその性格は狡猾を絵に描いた様な卑劣漢。
その幻技の「夢幻招来波」も、拡散させた自らの幻気をばら撒く事で感受性の強い人間(子供に特に有効)の額に角を生やす事で己の僕としてしまうと言う物で、劇中ではジャン相手に子供達を操り、襲わせる事で自らの盾とする卑劣さを見せた。
そして犠牲者の頭に生えた角をアンテナに、自身の幻気をあっという間に発信、拡散させる事で僕を更に増産する事も可能。
劇中では自らの幻技で自ら「ユニコーン城」と命名したアジトに僕とした子供を招集し、彼らを媒体に夢幻招来波を増幅させて世界中の子供達を支配下に置こうと企んだ。
活躍
上述の通り自らの幻技を使って「ユニコーン城」に僕とした子供を招集すると、彼らを媒体に夢幻招来波を増幅して世界中の子供達を支配下に置こうと企む。
だが折しも母親である美希と喧嘩し、そのまま家出してしまっていた娘のなつめも城の中に囚われており、娘を助けるべく突入した美希はなつめに呼びかけながらエッグタルトを食べ続けると言う奇策を展開。これが功を奏し、なつめはハクの支配を脱する。
なつめが元に戻ったのを受け、その様子を見ていた子供達も連鎖的に呪縛から開放されてしまう。
この事態にハクは激怒し、スーパーゲキレッドと戦うも逆にスーパー波波斬を受けて大ダメージを負う。主であるメレの指示を無視してそのまま巨大化し暴れようとするが、ゲキチョッパーからサイダイオーのコントロールを奪った美希に圧倒され、反撃もはね返された所へ止めの大大砕大斬りを受け、爆散した。
余談
幻獣モチーフはそのままユニコーン、そして山海経に登場する駮(はく)。
原典の山海経(海外北経)において、駮は「獣がいる。そのかたちは馬のようで白い体、黒い尾、一本角、虎の牙と爪があり、太鼓のような鳴き声。その名前は駮といい、これは虎や豹を食べる。剣難をふせぐのにもよい。」と記述されている。
十二支のモチーフは言うまでも無く午(うま)。
『爆竜戦隊アバレンジャー』でも悲劇的と言うギガノイドが似た様な能力を持つ怪人がしているが、こちらのターゲットは親。
声を演じた古島氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演で、翌年の『炎神戦隊ゴーオンジャー』では炎神ジェットラス役でヒーローサイドのキャラとしてレギュラー出演している。
関連タグ
ドーラユニコーン:『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場したユニコーンモチーフの先輩。
ユニコーンマイナソー:『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に登場したユニコーンモチーフの後輩。