「死を灯すことでしか明日を描けなかった、私にはぁーッ!」
CV:寿美菜子
人物像
パヴァリア光明結社の幹部のひとりで男装の麗人。
カリオストロとプレラーティを完全な身体である「女性」へと変えた人物であり、彼女らからは慕われている。
錬金術の到達点は様々であるが、
いずれも目指すところは「完全」を為すところにある。
錬金奥義の果てにその身体を完全なモノへと作り替え、
悠久の命となったサンジェルマンは、
「人は何者にも支配されるべきではない」という考えのもと「神の力」の創造を試みる。
実は数百年前に産まれた人間で、元から女性。
上流階級の男性が戯れに奴隷の女性に手を出したことで生まれ、当然実父にはなんの援助も愛情も得られない幼少期を送り貧困の中で母親を喪っている。
その理想は彼女の虐げられた幼少期の経験も大きく影響している。
公式サイトの解説によると、母と死別後も数々の辛酸を舐めてきたが、ある貴族が彼女を弄ぶついでに戯れに文字を教えたことがきっかけで教養を自主的に学ぶようになり、錬金術の素養も身につけたようである。その後フランス社交界に現れスポンサーを得て活動していたとのこと。
目的のためには人命も厭わず、錬金術により生身の人間たちを分解、本編開始時点で7万人を超える命を奪っている。
しかし、奪った命は「革命の礎」であると言う考えからその人数は毎回きっちりとカウントして記憶しており、彼女なりにその命を背負おうとする思いはある。
数百年以上にわたって活動してきた割にこの「7万人」という数字はある意味少なすぎるとも取れる。逆に言えば彼女なりに無益な殺生は避けようとしている節があり積極的に殺害するのも「利用した独裁政権側の人間」「武装した警備の人間や兵士」が主であり、結果的に一般人を巻き添えにしてしまっていることは多々あるが積極的に非戦闘員を殺そうとはしていない。
自らの装着するファウストローブのスペルキャスターはフリントロック式の銃。
着用時には髪がアップになり巻かれている。
「バラルの呪詛」を解くために「神の力」の完成を求めている。
人を人とも思わないアダムとは彼の人を人とも思わぬ態度から決して良好な関係とは言い難かったが、目的のために従っていた。
しかし大事にしていた仲間であるカリオストロとプレラーティを失い、アダムが自分たちを騙して己の目的のために利用していたことを知って離反。
立花響たちと手を取り合うことは否定したものの、事実上の共闘関係になっており響が「神の力」に取り込まれてしまった際には救出に協力した。
アダムとの最終戦の最中神の力に取り込まれた響を危険視し放たれた反応兵器を食い止めるため、生還して現れたカリオストロとプレラーティとともに「死を灯す」ことをもって臨み、プレラーティの錬成した弾丸状のラピスを使い命と引き換えに反応兵器を消した。
最期に自身の力が誰かのためになったことに満足し、微笑みを浮かべ消えていった。
死しても残留思念は響を支援し、響のギアが黄金錬成される手助けとなった。
「XV」で登場した結社の残党ミラアルクが故意に一般人を多数殺害し、サンジェルマンが数百年かけて奪った人数を超えたことを考えると、彼女がトップにいたことで結社の暴走がある程度抑えられていた面があったのかもしれない。
外部リンク
タグに関して
サンジェルマンのみのタグでは、他作品の同名人物もヒットする為、タグに関してはこちらを使用する事を推奨する。
「サンジェルマン シンフォギア」で検索する事も可能だが、可能な限りで専用タグを使う方がマイナス検索という観点からもイラストを発見しやすくなるだろう。
関連項目
ジョルジュ・ビュルー:1900年代のモロッコで性別適合手術の為にメスを振るった産婦人科医。
ハート/ハート・ロイミュード:始めは主人公達と敵対していたものの、終盤で敵の首領を倒すために和解した人物繋がり。