「一人でなんて、寂しい事言ってくれるワケダ」
CV:日高里菜
人物像
パヴァリア光明結社の幹部のひとり。
小柄な眼鏡っ子で、語尾に「ワケダ」をつける癖がある。
サンジェルマンと出逢い、真の錬金術に打ちのめされると、
その理想成就のために協力者となった。
かつては、虚飾と快楽に耽る男性であったが、
サンジェルマンの手によって完全な身体である「女性」へと変わった。
またそれ以来、怠惰をあらためて、地道な研究者となっている。
それでもときたま、かつての性情が顔をのぞかせ、楽しさを優先させることがある。
相方のカリオストロと比べると、サンジェルマンには理想に共鳴したという以上に一人の人間として惚れている節があり、いざという時は彼女のために命を賭すことも厭わない。
もう一人の仲間であるカリオストロに対しても、表面的には彼女のマイペースさに呆れている様子だが、彼女が死亡した(と思われた際)には「あのおたんちんが」とぼやきながらワインを献杯するなど仲間意識は厚く、カリオストロからも同様の篤い友情を持たれている。
途中で欲望のために自分達を利用して切り捨てようとするアダムの真意に気づき、そのことをサンジェルマンに伝えるために夜の高速道路を突っ走るが、よほど急いでいたのか邪魔な自動車をなぎ払いながら移動していたせいでS.O.N.G.に危険と判断され、そこにやってきた風鳴翼と月読調がまことに都合よく心の壁を乗り越え、絆のユニゾン『風月ノ疾双』を完成させたことにより、正面からのぶつかり合いに敗れ、「サンジェルマン……サンジェルマァァァァァン!!!!!」と叫びながら爆死した。装者たちはアダムの粛正にまんまと利用されてしまった形になる。
……と思われていたが、実はすんでのところで先に死亡を偽装し姿を消していたカリオストロに救出されていた。
アダムへの復讐のために水面下でラピス錬成を行なっていたが、サンジェルマンが日本に落とされようとする反応兵器を命と引き換えに消そうと試みた矢先にカリオストロとともに出現、弾丸状にしたラピスを渡し協力した。
この試みにより、3人は消滅することになりサンジェルマンから巻き込む形になったことを詫びられるも、「いいモノが見れたから、気にしていないワケダ」と満足げな笑みを浮かべつつ消えた。
ファウストローブ
スペルキャスターはけん玉型で、ハンマー状や車輪状に変えて戦う事もある。
余談
モデルはおそらくフランスのフランソワ・プレラーティ。ジル・ド・レの同性の愛人とも言われ、XDのイベントでは現代に復活したジルと面識がある設定になっている。
前述通り元男性だが、カリオストロと違い担当声優も女性になっている。演じる日高里菜氏が少年役を滅多にやらない人なので、元々は今の声とは別の声質の可能性もある。
常に所持しているカエルのぬいぐるみは公式サイトによればがま口であり、けんだま型のスペルキャスターもそこに収納されている。
なお一部視聴者からはかえるぬいぐるみ=金子彰史氏と認識されている。
このたびホビーストックにてプレラーティのかえるぬいぐるみとしての販売が決定し、再々販売のブドウノイズぬいぐるみとともに現在予約受付がされている。
外部リンク
関連項目
フランソワ・プレラーティ:モデルとなった人物。
ジーニアス・セイジ:別作品けん玉の武器を使う術者繋がりで演じている声は偶然別役で一致している。なお、後に行われたイベントで偶然この人の登場が決定した。