概要
ジブリのアニメーション映画「天空の城ラピュタ」の終盤にて、ムスカが言った台詞。
ラピュタの制御装置を発見したムスカは遂に本性を露わにし、モウロ将軍や大勢の兵士達を空中に放り出して始末する。辛うじて飛行戦艦ゴリアテに逃げ帰った兵は、ゴリアテの重火砲でラピュタ目がけて砲撃してくるが、ラピュタには傷一つつけられない。
その様子を見て「ハハ、さっさと逃げればいいものを!」と冷笑するムスカは、ロボット兵の大群を出撃させた。
ロボット兵の攻撃に手も足も出ず。たちまち炎に包まれ墜落してゆくゴリアテ。その酸鼻極まる光景から目を背けるシータに対し、ラピュタの底知れぬ力に酔いしれるムスカは「素晴らしい!最高のショーだと思わんかね?」と語り掛ける。
そればかりか、大破したゴリアテの艦底から無数の兵士達が落下してゆくのを見たムスカは、興奮しきった表情で「ハハハ!見ろ、人がゴミのようだ!」と楽しそうに高笑いするのだった。
宮崎駿は絵コンテで、「テレビゲームに夢中の男」(絵コンテISBN-13: 978-4198613778 613頁)と記している。言い得て妙、ムスカの冷酷非情な本性がこの一言に凝縮されている。
その数分後、正に自分自身もゴミのように散っていくとも知らずに…。
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3分間待ってやる (こちらの台詞も有名)
紫京院ひびき(彼?が登場する作品の第62話で、似たような発言「人がダストのようだ」をしている)
(あの人混みを目にしたら、このセリフが口に出るだろう。)