ガマクジラ
がまくじら
概要
『ウルトラマン』第14話『真珠貝防衛指令』に登場。その名の通りガマガエルとクジラを合成したような姿である。
海に生息し、真珠を食べる怪獣であるため世界中の真珠の産地を襲い真珠の高騰を招いた。三重県鳥羽市の真珠養殖場を襲い、科特隊の真珠爆弾による攻撃を受けるが、逆に体質を強化してしまうことに・・・。
また、鯨のような潮吹きにより科特隊が反撃を受けるなど苦戦するもロケットブースターユニットをガマクジラの尻尾に突き刺す事に成功しガマクジラを飛ばす、その後ウルトラマンが体当たりして爆発四散させた。
水中をマッハ5で移動する。これはグビラと並ぶ水中最速記録である。詳しくはグビラの記事を参照。
データ
別名 | 汐吹き(汐吹き)怪獣 |
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身長 | 35m |
体重 | 1万t |
攻撃 | 鯨のように潮吹きする |
特徴 | 掃除機のような舌を使って真珠を食べる |
他作品での登場
『ウルトラマンメビウス』第21話ではゼットンやペギラなどと共に怪獣墓場で漂っているチョイ役として登場していた。
ウルトラ怪獣擬人化計画ギャラクシー☆デイズではガマちゃんと言うマスコットとして登場しており、可愛くない外見だがハマる人はとことんハマってしまう独特の魅力を持っている。
『ウルトラマンオーブ』第7話にてガイが読んでいた雑誌「HOW DAY」の表紙に写っており、この事からオーブの世界にもガマクジラが現れていた可能性がある(ちなみに裏の広告には何故かユリアンが写っていた)。
『ウルトラマンオーブ 完全超全集』に収録されていたウルトラマンオーブクロニクルのエピソード2-2の「深淵より出づる者たち」に登場している。水の惑星ヌオックにてペスター、タッコングと共に水の魔神として封印されいたがヌオックを二分する勢力であるギブリ族とシロッコ族の戦争を回避させるべくシロッコ族族長の娘サラムニの手によって他の2匹と共に復活してしまう。共同戦線を張った二大軍勢と激突し、遂にはサラムニの手に負えなくなって暴走し、破壊の限りを尽くすがウルトラマンオーブと交戦、撃破される。その後、死体の中から発見された大量の真珠の一つがオーブカリバーの水のエレメントとなった。
余談
登場回を監督したのは実相寺昭雄。お茶の間で物議を醸す、生理的嫌悪感をもよおすようなデザインを希望し、成田亨のデザイン画も気に入っていたが、高山良策によって着ぐるみになった愛嬌のある姿にがっかりした(それでも他の怪獣と比べると気持ち悪く演出され、後に造形についてもこれで良かったと評価している)。
着ぐるみの皮膚のブツブツは高山夫人が見つけてきた大粒のビーズが使用されている。
成田亨は実相寺の指定が嫌だったらしく、自著でヌメヌメさせる演出は当時高価だった有機ガラス(ローションの元)でも使わないと難しいと否定的だった。
食べているシーンに使われた真珠は、分かりやすくするため実際より縮尺はかなり大きい。