※この先、劇場版仮面ライダージオウの重大なネタバレが含まれております。
閲覧は自己責任でお願いします。
「お前たちの平成って、醜くないか?」
演:ISSA
概要
劇場版仮面ライダージオウOver Quartzerに登場する組織クォーツァーのリーダー。
仮面ライダーバールクスに変身する。
役名は映画公開まで公表されておらず、表記はエンドロールで初めて明らかとなった。
正体
「仮面ライダージオウ」である「常磐ソウゴ」とは、初めからSOUGOの替え玉としてライダーの力を集めるために選ばれた普通の高校生であった。
設定や世界観がバラバラな平成ライダーの歴史を「石ころだらけのでこぼこな道」に例え「美しくない」と語り、「平成」という時代を1から美しく作り直す事を目的とする。
多数のカッシーンのみならずダイマジーンをも従えており、以前からオーマジオウ以外にいるのではないかと囁かれていた「オーマの日」の大破壊の首謀者、即ち本来の「最低最悪の魔王」であった可能性が高い。
作中の動き
仮面ライダーバールクスを参照。
新たな謎
現時点ではどれも確証は持たれず、ファンの間では様々な考察がなされている。
- 何故ソウゴと同姓同名なのか
劇中では詳しく語られていないが、「同名だからこそソウゴが選ばれた」「ソウゴが選ばれたことで名乗った偽名」の両方の可能性がある。
「創世王」に掛けているとも言われている他、パラレルワールドの常磐ソウゴに当たる人物ではないかという推測もある。
- スウォルツとの関係性
スウォルツによる王選定の場にSOUGOがおり、幼いソウゴが発揮したと思われた力は実際はSOUGOがそう見せかけるために発揮したような描写があった。
また「ジオウ」の物語の中からソウゴを見ていたスウォルツと、その外にある「平成ライダー」の物語としてソウゴを見ていたクォーツァーは立場は異なるが行動が一部重複しており、「ライダーの世界を一つにした」のは実際にはどちらだったのかも不明。
クォーツァーの一員であったウォズとスウォルツが「古い知り合い」とされていることから、何かしらのつながりがあって利用していた可能性もある。
だが、本来王になるのがSOUGOであるならば、スウォルツは王の選定の時点でとてつもない勘違いをしている、またはソウゴを替え玉にしようとしたクォーツァーにまんまと騙された可能性があることになる。
逆に、描写している限りではSOUGOのものとは思えないソウゴの能力発揮シーンや王としての気質から、クォーツァーの思惑とは別にスウォルツ自身がソウゴを選んだ可能性もある。
どちらにせよ本編が完結しておらず、スウォルツの目的がまだ不明瞭なため、断言できない面が多い。
- オーマジオウはソウゴ・SOUGOのどちらなのか
オーマジオウがソウゴに向けて「若き日の私」と発言しており、その言動がSOUGOの考えとは異なっている面も見られることから、オーマジオウ自身は未来のソウゴであると思われる。
劇中の展開を見ると、最低最悪の魔王と伝えられていた「『常盤ソウゴ』ことオーマジオウ」と実際に世界を破滅させた「常盤SOUGO」が(SOUGOの思惑通り)混同されていたと考えられる。
余談
彼がソウゴに言い放った「お前たちの平成って、醜くないか?」と言う台詞は、そのインパクトの強さ、語感の良さ、改変のしやすさから、ライダーファン界隈では瞬瞬必生と共に名(迷?)台詞として流行、大喜利もされている。
「○○って醜くないか?」と言う改変はもちろん、「○○ないか?」程度しか原型を残さない使い方をされる事も。
ときおりオロナミンCのCMの光医者こと花家大我のセリフ「意味ねーんじゃねーか?」など語感の似たセリフが混じることもある。
本気の否定ではなく「否定し返される事を前提とした因縁」「否定に対するワンクッション」「そもそも否定すらしていない」といった使い方をされる。
無論「醜い」と言う言葉を使っている以上、一歩間違えば過度の罵倒になるのでその点は注意。
また、彼の平成をやり直そうとする目論見は平成ライダー第一号の主題歌『仮面ライダークウガ!』における歌詞『空っぽの星時代を0から始めよう 伝説は塗り替えるもの』、『恐れるだけの歴史を0に巻き戻す』という歌詞を見事になぞっている。
彼が「平成ライダーのデコボコ」を醜いと断じている事を考えると、平成をやり直すという事はクウガ的な作品をずっと続けるという事なのかもしれない。
もっとも、クウガと言う作品は昭和から令和まで通しで仮面ライダーの歴史を観ると、大分異端な作品ではある。