概要
古代ギリシャやローマに伝わる怪魚。語源はラテン語で「遅延・障害」を意味するRemorari。
この魚が1匹でも船底に取りつくと、400人の漕ぎ手がいるガレー船でも動けなくなる。さらに出産や裁判の判決すらも遅らせる力を持つと伝わるとプリニウスは記述している。
現在ではこの語はコバンザメの英名として用いられている。
創作での扱い
- マイナーな幻獣だが「ヘラクレスの栄光」や「デュアルオーブ」などのロールプレイングゲームにも、海や水域に出現するモンスターとして登場している。
- 「ファイナルファンタジーシリーズ」にも登場しており「ファイナルファンタジー3」では珊瑚礁のような魔物カリュブディスの色違い、「ファイナルファンタジー5」では麻痺効果を持つ魚の群れの召喚獣、「ファイナルファンタジー10」では角が生えた魚の魔物、「ファイナルファンタジー11」では釣るのが大変な水産物、「ファイナルファンタジー12」では小型飛空艇として出演した。
- 「エースコンバット3」では、XF-85のように現実では実用化できなかった大型機から投下される小型機の名に使用されている。