声優
横沢啓子(のぶ代版)
渡辺菜生子(わさび版)
概要
漫画「ドラえもん」コミックス第6巻に収録されたエピソード「台風のフー子」、
および映画「ドラえもん のび太とふしぎ風使い」に登場したキャラクター。
双方ともに「台風の子ども」であり、悲劇的な結末を迎えた点も共通するが、
設定が大きく異なるため本記事では合わせて解説を行う。
「台風のフー子」版
ペットに憧れるのび太の為、ドラえもんが「台風のたまご」と呼ばれるひみつ道具を作って生み出した「生きた台風」。暖かい空気を食べて育つ。
外見は人間の眼球のついた単眼のつむじ風のように描かれている(わさび版では眼球が二つあるなど、ふしぎ風使い版とも異なる外見になっている)。
のび太からは非常に可愛がられたが、台風であるため内に秘めたエネルギーは凄まじく、軽いイタズラで家がメチャメチャになるなど、徐々に飼育が困難になっていった。
そんなある夜、関東地方に超大型台風が接近してきて……
「ふしぎ風使い」版
スネ夫の家に落ちた黄色い玉から生まれた、台風の子というべき未知の生命体。
偶然出会ったのび太に懐いたため、彼の下で保護されることになった。
原作同様、暖かい風を食料にしており、逆に冷気には弱いという弱点がある。
また、メイン画像に使用されている外見は「ドラコッコ」という『ドラえもん』世界のマンガ(劇中劇)に登場するキャラクターがモデルの着ぐるみ。
ひみつ道具「フリーサイズぬいぐるみカメラ」で作った着ぐるみを着ている。この着ぐるみの効果により、原作のように暴風で周囲に被害を齎すことはない。
のび太からはペット、或いは愛娘のように可愛がられるが、やがてその正体が風の怪物・マフーガの分身であることが発覚。世界征服を企む「嵐族」にその身を狙われることになる……
余談
星野源の楽曲「ドラえもん」(映画「のび太の宝島」主題歌および2019年10月以降のTVアニメ版OPテーマ)には「台風だって心を痛めて、愛を込めてさよならするだろう」という、フー子を思わせる歌詞が存在する(星野氏自身もインタビューでフー子の話題を語っている)。
関連タグ
ポプテピピック…原作サードシーズン4-2においてパロディのネタにされた。