概要
2014年3月に営業運転を開始した阪急京都線向けの通勤形電車。車齢が40年超えとなった2300系・3300系・5300系の置き換え目的で製造されている。阪急京都線・千里線、およびOsakaMetro堺筋線で運用中。
9300系の開発コンセプト「すべてのお客様に快適な移動空間」を継承しながらも、「さらなる環境性能の向上」を新たなコンセプトとしたが、本系列は普通・準急運用がメインのため1000系と同じくロングシートである(7300系や8300系と同様、まれに特急運用にも入る)。
制御装置は従来の慣習通り東洋電機製のものが採用。また電動機(モーター)については阪急で初めて全密閉形の誘導電動機が採用された。駆動装置は京都線車両では珍しいWN継手である。
9300系は将来の限界拡幅工事によって神宝線への乗り入れに対応した車体幅とされていたものの、後に中津駅の構造の関係で拡幅が不可能と判断されたため、本系列は8300系と同様の車体幅2800mmとなった。
諸元表
編成 | 8両固定編成 |
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営業最高速度 | 115km/h |
設計最高速度 | 130km/h |
起動加速度 | 2.6km/h/s |
減速度 | 3.7km/h/s(常用最大)、4.2km/h/s(非常) |
主電動機 | 全閉内扇式かご形三相誘導電動機
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制御装置 | VVVFインバータ制御
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駆動方式 | WN駆動方式 |
歯車比 | 18:96=1:5.33 |
外部リンク
車両紹介サイト(1300系)