ヒューマン株式会社
ひゅーまんかぶしきがいしゃ
概要
当初は下請け会社としてファミコンソフトの開発を主に手掛けていたが、1989年に自社ブランドとして『ファイヤープロレスリング コンビネーションタッグ』を初めてリリースした。
『アルカナ・ファミリア』シリーズなど女性用恋愛シミュレーションゲームで知られるHuneXは本社とNECホームエレクトロニクスのゲームソフト開発子会社として設立されたものである。1990年に世界初と言われるゲームクリエイター養成専門学校「ヒューマンクリエイティブスクール」を設立。『ファイヤープロレスリング』や『フォーメーションサッカー』は人気シリーズとなり、スーパーファミコンに参入後も『セプテントリオン』、『クロックタワー』などの名作ソフトを手掛けた。プレイステーションなど次世代機では3D音響を採用して人気作品となった『トワイライトシンドローム』、シンプルな操作性でバカゲーとしても愛されている『デコトラ伝説』などを送り出した。一方で、「声優魔人」と揶揄された声優ゲー『スタンバイ Say You』、日本語ローカライズが全くされていない『BODYHAZARD』といったクソゲーもそれなりに多く、作品によって出来の差が激しい事もこの会社の特徴の一つである。
1998年に、アーケード事業から撤退した際に大幅な赤字が発生し、1999年11月に事実上倒産、2000年1月に破産した。育成学校もドゥドウエルに引き渡し、2003年に閉校している。