概要
CV:仙台エリ
西住みほが黒森峰女学園にいた頃、前年の全国大会決勝戦でプラウダ高校からの砲撃により川に落下したIII号戦車J型に搭乗していた女生徒。
本編第10話にて登場し、昨年の決勝戦でみほが自分達を助けるために自身が指揮するフラッグ車を離れたことで優勝を逃してしまい、そのせいでみほが学園を去ってしまったことにずっと負い目を感じていた。
控えめな性格だが、試合開始前にみほの元へ駆け寄って去年のことを謝罪し、みほがまだ戦車道を続けていてくれたことに喜んでいた。
その際、特に名前が出なかった為、「水没子」「溺田さん」といった通称をファンからつけられたが、BD第6巻初回限定版に付属のトランプにて名前が判明した。
声優も不明だったが、『ガルパンFebri』(一迅社刊)の劇場版キャストコメントで判明した。
全国大会決勝戦での搭乗車輌は、TVシリーズでは不明、コミカライズ版ではパンターG型である。劇場版でもパンターG型。役割はいずれも戦車長。
『劇場版』では、大洗連合チームの一員として大学選抜チームと対戦。
同じく黒森峰モブキャラ出身だった小島エミ(通称:「直下さん」)と共に「203高地」攻略を担当していたが、カール自走臼砲の砲弾がすぐ近くに着弾。爆風でひっくり返ってしまい、走行不能となった。
『最終章』では、逸見エリカ達とともに大洗女子学園の試合の観戦に訪れている。
『リボンの武者』では、エリカに預けられたシュバルツバルト戦闘団に参加。
部隊の中では第二小隊長を務めており、試合前挨拶でエリカの隣に並んでいるなどしている。
それまでは地味な印象があった小梅だが、鶴姫しずかの策略により、部隊が分断され窮地に陥った時には、自ら指揮を執り活躍。新生西住流の強さを見せつけている。
「大鍋(カルドロン)」では、一回戦でアヒルさんチームと戦い、用心棒をしずか達に頼むもあっさあり断られるが、しずかからは「策士(ひとでなし)になる覚悟はありや?」と問われて策を授けられる。
その策とは、アヒルさんチームに近くで開かれるビーチバレー大会のことを教えて試合に集中させないことであり、試合前に実行して作戦は成功し、アヒルさんチームの撃破に成功したが、作戦に対する後ろめたさに抗えず「私は策士に向いていない」と断言し、試合後は恥ずかしがりながら水着に着替えてビーチバレーに参加する。
『リトルアーミーⅡ』では、エリカ共々問題児ツェスカに手を焼く立場。また、試合前日に偵察に訪れたベルウォール学園の面々とツェスカ始めとする同僚たちとの間で諍いが起こりかけた時に間に入って穏便に事を済ませる等、中須賀エミからは「冷静な人が居て助かった」と評価されている。
『もっとらぶらぶ作戦です!』では諸事情からみほと手を繋いで現れたエリカを見て、まほや優花里と一緒にどす黒いオーラを放っていた。
血の気の多いエリカやほかの黒森峰モブキャラと比べると穏やかで良心的な性格で、黒森峰の練習試合を観戦してスパイの嫌疑をかけられた優花里を複雑な表情で見守ったことも。
一方でまほが卒業してエリカが新隊長になった後は、まほまで使ってエリカを口車に乗せてSM女王の格好をさせるなど、したたかな面も身に着けて、すっかり黒森峰のお母さん的ポジションになった。
戦車道ノススメでは、黒森峰との共同訓練の申し合わせに失敗し(エリカがけんもほろろで断った)、夜になって行き場所を失ったアンチョビ、カルパッチョ、ペパロニをひそかに自分の寮にかくまったことも。
一方で、まほが去って人一倍厳しくなったエリカの心中を把握し、根はやさしい性格であることを見抜くなど、穏やかながらも芯の強い性質であることがうかがえる。
『フェイズエリカ』では、中等部の頃からみほと親しくしていた様子が描かれている。
また最終話では、例の事故による黒森峰の決勝戦敗退の一件で、みほが助けたIII号戦車の乗員たちの心も深く傷つき、後のみほと同じように戦車道を諦めて黒森峰から転校してしまったことが語られているのだが、唯一赤星だけは「みほが自分達にしてくれたことを誰にも否定させないため」に、黒森峰の戦車道チームに残って戦い続けるという決意を固める姿を見せた。
強豪校の生徒にしては意外と平凡なキャラのように見られていた彼女も、実は物凄くメンタルが強い人なのかもしれない。