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アッパレ戦国大合戦の編集履歴

2019-11-11 23:35:13 バージョン

アッパレ戦国大合戦

あっぱれせんごくだいかっせん

映画クレヨンしんちゃん第10作『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』のこと。

「しんのすけのいない世界に、未練なんかあるか?」(ひろし


概要

クレしん映画第10作。2002年4月20日公開。


ヘンダーランドの大冒険オトナ帝国の逆襲と並ぶ傑作と名高く、クレしん作品で唯一実写化されたほどの人気を誇る。


2002年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞

2002年度日本インターネット映画大賞・日本映画作品賞

2002年 第7回アニメーション神戸個人賞

第57回毎日映画コンクールアニメーション映画賞

東京国際アニメフェア2003・劇場部門優秀作品賞

東京国際アニメフェア2003・個人賞部門監督賞

第22回藤本賞


※これらは、一連の『クレヨンしんちゃん』のシリーズにおいて初めての公式の受賞である。


第3作『雲黒斎の野望』と同じく時代劇だが、SF要素の強いアクション活劇だった『雲黒斎』に比べれば本作は純粋な時代劇として描かれているのが特徴。クレしん特有のギャグはあるものの全体的には控え目で、野原一家がタイムスリップしたり現代に戻る要因や瞬間が曖昧になっている他、作中では文献調査や時代考証が徹底された描画がなされており、映像資料としての正確性も強く持っている。


クレしん作品では珍しく明確な敵組織とバトルがない物語(あえて言うなら終盤で春日家と合戦を繰り広げた大蔵井家だが、野原一家にとっての敵ではない)でもあり、公開当時は折りし2001年米国同時多発テロとその後のアフガン戦争による対テロ戦争が世界を覆い、不穏な空気が日本にも漂っていた時期で、昔の時代とは言え明確に「戦争」を題材とした作品でもある。また、作中では明確な「人の死」が描写されており、合戦場面でも(出血しない等は配慮されているが)特に子供向けの表現の緩和はない。


特にラストシーンの悲劇はあまりにも物悲しく、恐らくはクレしん作品で最も有名な幕引きであろう。このシーンはテレビ局や広告代理店などから猛反対を受けたが、原作者の臼井氏が許可を出した事で事なきを得たという。




あらすじ

ある夜、野原一家は全員そろって美しい着物姿の女性が出てくるを見た。次の日、野原家のシロを掘り出し、その中からは「おらてんしょーにねんにいる ひめさまちょーびじん」と書かれたが出てくる。その文面を見てを閉じ、夢に出てきた女性に思いをはせるしんのすけだったが、目を開けた瞬間に戦国時代タイムスリップしてしまった…。

そこは戦場。彼が出会ったのは井尻又兵衛由俊という侍。恩人として、助けてもらった恩として、暫くしんのすけは彼の元に預けられるのだが…。


関連項目

BALLAD名もなき恋のうた(本作を元にしたリ・イマジネーション作品)


オトナ帝国の逆襲←前作 次作→ヤキニクロード

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