概要
東映少女ドラマシリーズとは1985年のスケバン刑事から始まり、1988年の花のあすか組!まで、東映製作フジテレビ系で放送されたドラマシリーズであった。
当時の新人や若手女優が女子中学生や女子高生を演じ、出演者達のプロモーションや夢カメラを除き、アクションシーンが売りと言えるシリーズで、夢カメラが無ければ東映少女アクションシリーズの表記だった。
特にスケバン刑事Ⅱは、出演者の1人に当時のおニャン子クラブのメンバーだった吉沢秋絵が、スケバン刑事Ⅲでは前半のみながら福原恵視がそれぞれ出演しており、タイアップ&プロモーションの役割を果たしていたが、おニャン子クラブとのスケジュールの兼ね合いで出番は少なく、後者は前半で死亡退場の憂き目に遭った。
特撮番組と括るには武器のアクションシーンや夢カメラの能力発揮シーンの演出しか無く、一般ドラマに分類される。
放送時間帯はスケバン刑事から夢カメラまでは木曜夜7時半の全国ネット枠で、キャプテン翼(第一作目)に引導を渡すも、ミスター味っ子に敗北した。
最終作の花のあすか組!のみ木曜夜7時半枠が廃枠となり月曜夜7時半の放送だったが、ローカルセールス枠だった為、一部地域では遅れネット、またはローカル枠で纏めて放送、または未放送の地域もあった。
作品一覧
スケバン刑事(放映:1985年4月11日~10月31日(全24回・特別編2話を含む)主演:斉藤由貴)記念すべき第一作目
スケバン刑事Ⅱ少女鉄仮面伝説(放映:1985年11月7日~1986年10月23日(全42回)出演:南野陽子 相良晴子 吉沢秋絵)本作から3人グループに
スケバン刑事Ⅲ少女忍法帖伝奇(放映:1986年10月30日~1987年10月29日(全42回)出演:浅香唯 大西結花 中村由真)三姉妹となったスケバン刑事シリーズ最終作
少女コマンドーIZUMI(放映:1987年11月5日~1988年2月18日(全15回)主演:五十嵐いずみ)当初はスケバン刑事Ⅳとして企画された唯一の完全オリジナル作品。スケバン刑事を宇宙刑事シリーズに例えるなら、本作は巨獣特捜ジャスピオンと言った所か。凝った作りが裏目に出て全15話で打ち切り。
藤子不二雄の夢カメラ(放映:1988年2月22日~3月24日(全5回)主演:渡辺美奈代)少女コマンドーIZUMI打ち切りの穴埋め番組として放映の、唯一の非アクションドラマにして、木曜夜7時半枠最終作
花のあすか組!(放映:1988年4月11日~9月26日(全23回)出演 小高恵美 小沢なつき 石田ひかり)唯一の月曜夜7時半放映にして、唯一の中学生主人公作品。放送枠を変えて再起を図るもローカル枠だった為、後日纏めて放送や未放送が起き、シリーズ最終作となった。
関連項目
東映 フジテレビ スケバン刑事 花のあすか組! 藤子不二雄の夢カメラ
セーラー服反逆同盟・スケバン刑事Ⅲと同時期に放送された他社製作・他局放送のライバル番組。
聖龍伝説・安達祐実主演の少女アクションドラマで別名「バトル家なき子」。