曖昧さ回避
本項では1.について解説する。
概要
「九十九の満月」の世界(以下、九十九世界) に登場する人などに造られたロボットのような妖怪であり兵器の事。
魂魄(こんぱく：汎用性の高いエネルギー)を元に一時だけ作る（生み出す）式神(しきがみ：従属関係を結んだ妖怪)より高度長期的に具現化した「物」で、高度な技術と予算で造られた「戦術用」…つまり現実世界に例えるなら戦車や戦闘機などの兵器である。
式術(しきじゅつ：文字状の回路を介して様々な効果を発現させる技術)で生々しく稼働するようになっているが、正式には“妖怪”ではなく“物”という括りになっている。
ということは、人に造られた妖怪：戦国万妖の違ネエさんも実は軍神の部類に入る。
もっとも高度な自我を備える軍神製作は困難で、とっても珍しい機体との事。
その他戦国万妖の詳細はリンク先へ（作成中）。
【その72】では、研究者の妖怪達が「これから時代はやはり軍神技術。」、「機械の時代の幕開けだよ。」と語っている。
熟練の技と高度な知識がなければ使えぬ、紙と魂魄のみでできた式術(式神？)など時代おくれもいいところ♪
その点、誰でも使える軍神技術はみなに優しく楽しい次世代技術♪
＼Oh！／（はやし立てる研究者の妖怪）
ま！今の時代、式札など旧時代の遺物も同然よ！式神ならぬ折紙だな♪
因みにリーダー格の研究者(妖怪)が、上記のセリフ前にも明らかに馬鹿にした事を言ったもんだから、成り行きで居合わせた式神職人(鶴の妖怪)の付き人(女中の妖怪)がブチ切れて、リーダー格の研究者(妖怪)を半殺しにしかけた。
上記の研究者達が語った通り、知識(マニュアル)と技術(コントローラー)があれば軍神は誰でも使える物(兵器)。
作中では、防衛手段として妖怪の組織が保有したり、敵(ヴィラン)が間抜けな妖怪に軍神の操作盤(コントローラー)を渡して相手にけしかけたりなど、物は使いようで良いよう・悪いように使われている。
階級
軍神には階級があり以下一覧表。
上の方に行くほど「ちゅーつおい」、下の方に行くほど「そこそこつおい」。
この階級は強さだけでなく、特殊性・技術の高さ・建造コストも考慮されるので、戦力のない機体も一級軍神に指定される。
余談
これらの設定を創作の世界で例えるなら、
九十九世界に登場する軍神は、恐らくこれらの作品をオマージュした設定と思われる。
作者の趣味全開！
