「我が陽炎を浴び、熱病となって苦しむがいい!」
CV:新井一典
登場話:第23話「純愛まっしぐら」
概要
白い頭巾に燃える赤い炎のグラデーションが入った衣を着た僧兵を思わせる姿をしており、胸部からはモデルとなったストーブの意匠を覗かせ、腰からも炎の字をした火の描かれた前垂れを垂らしている。普段は燃え上がる炎のような頭部を頭巾と布で隠し、武器は刀身が炎のように湾曲した、「陽炎剣」と呼ばれる剣である。
「陽炎」という強力な火炎を操る能力を有している。その威力は凄まじく、自身の陽炎を浴びた生物は温度が急上昇して熱病に罹るのみならず、川は蒸発して植物も瞬く間に萎れる程。
灼熱地獄に苦しむ者を救うには、陽炎頭巾本人を倒す以外に方法は無い。
戦闘では陽炎剣を用いて繰り出す「火柱返し」と言う必殺技を繰り出す。この技は陽炎剣を地面に突き刺す事で強力な地震を発生させるだけでなく、地面から無数の火花を放つ事も可能。
尚、本人は自身の素顔を見られるのが嫌らしく、頭巾が取れた後にキリンレンジャーから「顔が燃えてますよ」と指摘されると、即刻頭巾を拾って被っている。
活躍
白馬に乗ってキャンプ場に出現すると、口から放った陽炎を浴びた人々を熱病で苦しめていくが、真の目的はクジャクを誘き出し、体内に閉じ込めてしまう事にあった。
斯くしてクジャクが現れると、彼女と交戦するガラ中佐をサポートし、助けに来たシシレンジャー諸共彼女を体内に閉じ込める事に成功する。
尚、本人は知らなかった様だが、ガラの目的は体内のクジャク諸共自身を倒す事にあり、見切りを付けた彼女は彼を倒そうとするも、他のダイレンジャーが駆け付けた為に未遂に終わる。
リュウレンジャー達4人に体内に取り込んだ大五とクジャクの様子を陽炎映像で見せると、「自身を倒せば、2人も巻き添えを喰らう」と脅し、迂闊に攻撃出来ない4人を一方的に痛め付け、転身解除に陥れる所まで追い詰めた。
しかし、生身の身体で脱出を試みる大五の拳の連発を体内から打ち込まれ、限界を迎えて苦しみ出す。
更にクジャクの送った気力を纏った彼の拳で追い打ちを掛けられ、「もはや、これまで」とガラに頭巾を刎ね飛ばされてしまい、一方で大五とクジャクもギリギリのタイミングで脱出に成功した。
直後に何らかの爆発と同時に巨大化。
巨大戦では陽炎剣を武器に大連王を迎え撃つが、大連王・幻霧隠れで放った幻山手線の突進を受け、怯んだ所へ止めの大王剣・疾風怒濤を喰らい爆散した。
余談
ストーブをモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズにおいて『秘密戦隊ゴレンジャー』のストーブ仮面以来の登場となる。
声を演じる新井氏は第9話に登場した鏡化粧師のの声も兼任している。
関連項目
暗黒魔剣サイマ獣ソルゴイル:6年後に登場する、同じく周囲の気温を上げて人々を苦しめた繋がりの戦隊怪人。