概要
「萌える」という言葉が本来の「芽が出る」という意味とは別に、キャラクターへの「かわいい」「愛しい」「好き」という感情を表すオ○ク用語として使われ出したのは1990年代前後と言われる。
日本人の名前などにも用いられる。
【萌え】の語源説
発祥はパソコン通信ではないかと疑われているが、誤変換説、『恐竜惑星』の主人公のハンドルネーム「萌」からという説や、『美少女戦士セーラームーン』の登場人物「土萠ほたる(「萠」は第二水準漢字のため「土萌ほたる」と表記されることもある)」からという説など、はっきりとこれと言える説は無い。
「萌え」という言葉が流行る前から、漫画などで女性、子供、動物などに「萌え」を感じる仕草を見せるキャラは見られ(風魔の小次郎の「メルヘンだなぁ」などが有名)、平安時代の枕草子にも「小さいものはかわいい」とする表現が見られている。
「萌え」ている状態を表す「頭上に花や桜の木が咲く」「頭の中で草花が萌える」「夢の世界にお花畑や遊園地が広まる」「美しく健やかな毎日・ロマンチックな気分を薔薇色に例える」「雲やシャボン玉のような丸くてふわふわしたものに包まれる」といった漫画的表現も有名だった(ネットスラングで、少女趣味、脳内お花畑、平和ボケ、浮かれると皮肉られがちな性格を表してもいる?)。
同様に、燃え、枯れ、萎えetcと言った、『萌え』から派生したスラングを表す漫画的表現も古くから見られている。