概要
1990年4月28日から運行を開始し2020年3月13日で終了した、JR東日本・東海道本線系統の特急列車。
使用車両はJR東日本の251系電車。それまで普通列車にも使える185系などがメインだった踊り子系統で、展望が楽しめる大きな窓や2階建ての先頭車両など、初めて特急列車特化の設備を盛り込んだハイグレード車両である。
普通の「踊り子」とは車内販売のメニューも異なり、売店があるなど飲食にも力を入れている。また、子供でも楽しめる設備も設けられ、家族連れの利用も考慮された(車両構成は「251系」の項目を参照)。車内販売は通常の踊り子が終了した後も運転終了までメニューを縮小しながらも継続された。
運行区間および運用
首都圏と伊豆方面を結ぶ特急「踊り子」系統に属し、運行区間は東京駅・新宿駅・池袋駅・大宮駅～伊豆急下田駅。通常の踊り子とは違い、全車指定席である。
251系の定期「スーパービュー踊り子」は東京駅-伊豆急下田駅間が2往復、これに平日下りの新宿駅発が1本、上りの池袋駅着が1本である。また、土・休日は新宿駅発が池袋駅発に延長されるほか、大宮駅発着(湘南新宿ライン経由)の「スーパービュー踊り子」も1往復設定された。
後継列車
- 251系の運用は2020年よりE257系に代替されることが決まり、「スーパービュー踊り子」の運用は「踊り子」へ吸収・統合されることになった。
- 2020年3月14日から後継列車として、「サフィール踊り子」が運行開始予定。同列車には新型車両E261系電車が使われる。なお同列車には大宮発着の設定はない。
