CV:あおい輝彦
概要
『あしたのジョー』の主人公。猛烈に長く突き立った前髪が特徴。異名は「喧嘩屋」「死神」他。身長はデビュー時164.8㎝。
並外れたボクシングセンスを持つボクサーで、フィニッシュブロウのクロスカウンターは彼の代名詞である。階級はバンタム級。激戦の末、東洋太平洋チャンピオンの座に輝くことになる。
天涯孤独の身に生まれ、施設暮らしに飽きた後に脱走。後のトレーナーとなる丹下段平の暮らすドヤ街にふらりと立ち寄り、そこでボクシングと出会った。
問題(原作漫画やTVアニメでは詐欺、劇場アニメではヤクザとの喧嘩)を起こし特等少年院に送られた際、最大のライバル・力石徹と出会いプロのリングでの対決を誓う。
出所後プロデビューを果たし、問題行動を重ねるも遂に力石とのマッチが決定。死闘の果てに彼を失いトラウマと虚無感に蝕まれるが、苦悩の末に乗り越えリングに舞い戻り戦い続けた。
そして、最期の相手であるバンタム級世界チャンピオン・ホセ=メンドーサとの戦いにて死力を尽くし、燃え尽きた。
性格
表面上は明朗快活で子供相手に遊んでやる描写も多く、前述した通りサギで捕まったこともあるほど雄弁で口が達者。試合中に2カウントで30文字以上しゃべったことすらある。
しかしその根っこには非常に深い孤独を抱えており、恩人の丹下や親友の西にもその深い所には触らせなかった。その深い所の孤独に触れられたのはライバルの力石とカーロス・リベラ、そしてボクシングそのものだけであった。
ボクシングに対しては異常とも言えるほどの執念と人並み外れたタフネスさで戦うスタイルを取っており、それに加えて天性のカンと野生の本能で相手を追い詰める。その執念は凄まじく、彼と最期に戦ったホセに至ってはその執念に追い詰められ、恐怖のあまり試合後髪が真っ白になってしまったほどである。