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ギレル中尉の編集履歴

2020-03-24 01:47:24 バージョン

ギレル中尉

ぎれるちゅうい

アニメ『ゾイドワイルドZERO』の登場人物。

CV:増田俊樹

概要

本名はクリストファー・ギレル

記事名は中尉だが、後に中佐に昇格している。

目つきが鋭い帝国軍所属の軍人で、搭乗ゾイドは赤いスナイプテラ

単体で一師団を壊滅させる実力を誇る帝国軍のエースで、共和国軍の一師団を壊滅させた際に、夕焼けに佇むスナイプテラが真っ赤な血に染まったように見えた事から『赤き死神』と言う異名が付けられる事になる。


性格

若いながらも常に冷静沈着で堂々とした武人肌な性格。

一方で、類まれな自身の実力とそれに対する絶対的自信から来る高いプライドを持っており、それ故に時に傲慢かつ自己中心的な物言いをする事が多い。


しかもそんな意識を隠そうともせず、自身より能力が劣る相手を平然と見下したり(格下のリュック隊長を当人が居ない場とは言え明らかに愚弄する)、自身が礼するに値しないと思えば例え階級が上であっても格下のように扱ったり(上司であるアルドリッジ少佐に対しても慇懃無礼な態度に出る)、あまつさえ本編以前の過去にて「無能と判断した上官を相手に(相手が先に手を出したとは言え)暴力沙汰を起こした」事を注意された際にはあろう事か「殴りましたが1発ではなく2発です」と、自身の印象を悪くする訂正を臆面もなく言う始末(いかに事情があったとは言え、基本このような態度は軍人としては言語道断であり、余程の事情がない限りは擁護も難しい)。


自身も人を選ぶ傾向があり、自分にとって相容れない、受け入れ難い人間には何かと厳しい態度に出るのに対し、逆に敬意が持てる、信頼できると認めた相手にはたとえそれが敵に当たる者であろうと紳士的に接し、向こうの個人的な頼みを聞き入れたり、時に自分から援助を求めたりすることもあるなど、その対人姿勢はかなり極端。

特に直接の上司であったコリンズ准将のことは父親同然に慕っており、彼が病没後にシーガルの陰謀でジェノスピノによる共和国侵攻の首謀者に仕立て上げられた際には独断で共和国陣営に接触し、陰で共和国軍に加担するなど、何よりもそういった人間同士の義理を重んじている。


自身の戦績を傷付けられた怒りや格下と思っていた相手に返り討ちにされた戸惑いよりも新たな好敵手が増えた事に歓喜の笑いを上げるなど好戦的な面も強い。


以上の事から彼を総合的に表すると、規律や規則を厳守する一介の軍人としては非常に問題があるものの、忠誠心や実力から一人の戦士としては優秀と言える為、良くも悪くも厄介者である。


それもあってか特定の部隊には入れられず、もっぱら単独で任務に当たることが多い。

女性の相手も苦手なのか、フィオナ皇帝の護衛に任ぜられた後もマイペースな彼女に振り回されがちでもあったりする。


劇中の活躍

初登場は第3話「飛べないライオン」より。

帝国の演習海域に誤って入ってしまったレオ達の頭上を、スナイプテラに乗りながら登場。

その後とある理由によりレオ達を拘束すべく、ビーストライガーと対峙した際は、スナイプテラの性能と自らの実力によってビーストライガーを圧倒。

共和国の横やりによって惜しくも捕え損なうも、レオとビーストライガーに初黒星を付ける。


その後第6話にてジェノスピノの発掘護衛中に、再びレオ達と遭遇。

その後は戦闘になるが、この戦いでも見事勝利を収め、更に偶然にもビーストライガーを鹵獲する大金星を上げる(もっとも、次の第7話で自身が別の基地に移動した隙にレオ達に奪還されてしまったが)。


その後、第9話では仲間の信号によりレオ達の居る古い航空母艦へ向かい3度目の戦闘に。

その際もレオのビーストライガーを徹底的に追い詰めるも、レオ達の策に嵌った結果スナイプテラが損傷し撤退せざるを得なくなり、始めて黒星を付けられる。


第11話にてジェノスピノの最後のパーツが発見された時にはその回収支援任務を命ぜられ、ジェノスピノにより起きた思わぬ事故や、それに伴った共和国やレオ達との熾烈な争奪戦と言ったハプニングがあったものの、それらをものともせずに最後のパーツの回収を成功させ、遂にジェノスピノの復活を果たした。


当初はジェノスピノ復活計画の責任者だったコリンズからそのジェノスピノのパイロット候補として期待されていたが、そのコリンズが志半ばで病没。計画の後任となったシーガルはアルドリッジを正式なスピノのパイロットに任命し、さらに死んだコリンズを首謀者だと主張してのジェノスピノを使った共和国侵攻を実行。コリンズの着せられた汚名を払拭するため密かに共和国軍とコンタクトを取ると、自分は捕虜になったということにしてディアスにスナイプテラを貸与、共和国軍によるジェノスピノ停止作戦を成功させた。


アルドリッジの制御を離れて暴れ狂うジェノスピノとレオ達のスチールエリアでの決戦では、ジェノスピノのゾイドコア破壊の為に持っていたデータを提供する等の、間接的なサポートを行い、更に作戦の大詰めでは(恐らくディアス中佐から借り受けたと思われる)キャタルガに乗って参戦。

ワイルドブラストのディグドリルを発動してレオがジェノスピノの懐に入る為のビルを倒し、ライジングライガーがジェノスピノのゾイドコアを貫く一助となった。


決戦後、初めて生身であったレオ達と穏やかに談笑した後、半ば利敵行為同然の事をしてしまった事から、帝国に戻った後の身の振り方を慮ったディアスに共和国への勧誘を受けるも、自分は飽くまで帝国に忠誠を誓っている為これを断る。

そして、ディアス中佐達に敬礼後、スナイプテラを返還され帝国へと帰還していった。


その後、フィオナ皇帝の護衛役に選ばれ、彼女との交流を経ていた折サリー・ランドが帝国軍に攫われ、ディアス中佐から彼女の救出を依頼される。レオとリュック隊長が戦っていた所に乱入して仲裁を務めるが、既にサリーはフランクに引き渡された後であった。間もなく皇帝直々の命で少佐に昇格。その後はラプス島に向かってフランク博士と再会するが、刑務所に入っていたはずのシーガル元准将に拘束されてしまった。


余談

最初期から情報公開された軍所属の人物では、唯一名前と使用するゾイド以外の情報が公開され、更に帝国サイドで初めて担当声優が発表、フルネームも放送開始前から判明していた人物である。


レオとの戦闘では2連勝しており、異名に恥じない実力を見せたが、実際の所「『射撃主体の空戦機』対『格闘限定の陸戦機』と、そもそも主戦場と主力武器が違う=相手の頭上からの攻撃が容易なスナイプテラが基本的に有利」な事を考慮すると、純粋に彼の実力なのかは少々の疑いが残る(シールドライガーVSセイバータイガーのようだったら、疑いを挟む余地はほぼなかった)。


ジェノスピノ撃破の為に捕虜となったものの、その際にもアルドリッジ少佐を扱き下ろす、ディアス中佐の腕を信頼しつつも「自分が乗ったジェノスピノには勝てない」と豪語する等、TPOを弁えずに「自分が誰よりも優れている」アピールを忘れなかったのは残念と言わざるを得ない


関連タグ

ゾイドワイルドZERO 帝国軍(ゾイドワイルドZERO)


フェルミ:搭乗ゾイドがプテラノドン型である悪役。ギレルとは似て非なる自己中心的な行動が目立っていた。


リョウ・ルーツ:問題が多い言動が目立つ軍人繋がり。但し、こちらは後に全うな軍人になる。


ギム・ギンガナム:『与えられた職分よりも、己の闘争本能を満たす事への興味が強過ぎる戦闘狂』繋がり、但し、こちらは敬愛すべき存在に自分達の職分を否定された故の暴走でもある。

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