マクワ
まくわ
「まだよ! まだ 崩れさって 砂とは なっていない! 戦う!」
概要
『ポケットモンスター ソード/シールド』に登場する、ガラル地方のジムリーダーの一人。
キルクスタウンのジムリーダーで、いわタイプの使い手。
キャッチコピーは「ハードロック クラッシャー」。
背番号は「188」で、恐らく岩場(いわば)か。
サングラスを掛けたぽっちゃり体型の男性。
見た目はチャラチャラしていていかにもキザっぽく、少々自信家と思える発言もあるものの、基本的には礼儀正しい性格。一人称は「僕」、二人称は主に「あなた」であり、チャレンジャーに対しても敬語で話しかける好青年である。
ファンサービスも良く、意外にも女性からは結構モテている。ファンクラブも存在しており、そのファンに支えられて写真集を3冊も出している。
彼のレアリーグカードの写真も、実はわざわざスタジオで特別に撮影されたもの。本人もサイン会や交流会を積極的に開き、ファンの期待に応えられるよう精力的な努力を続けている。
一方、負けると何も言わずに控室にこもってしまうというレポーター泣かせな一面もあるらしい。
手持ちのポケモンを繰り出す際はハイパーボールを使用する。
見た目以上に高い運動能力を持っており、ボールを投げる時の動作はかなりアクロバティック。また、対戦相手に背を向け、肩越しに振り向くような独特な立ち方でバトルに挑む。
このようなスタイルは、自身の操るいわタイプポケモンの無骨なイメージを打ち崩すために築かれたものらしい。
ジムミッション
ダウジングマシンに似た「落とし穴探知マシン」を用いて、落とし穴から落ちないように通過するという内容。もし落とし穴に落ちた場合、落ちた地点より前の休憩ポイントまで戻されてしまう。特に3層目は砂嵐でフィールドが見づらい状態であるため、突破には多少の運にも左右される。
なお、『盾』版も基本的に同じ仕様だが、こおりタイプのジムになったことに合わせて雪原になっており、3層目では吹雪が発生する。
手持ちポケモン
メロンとの関係
『ソード』版でのみ挑戦できるジムリーダーで、『シールド』版でのみ挑戦できるメロンとは対になっている。専門タイプこそ違うが、メロンのリーグカードによると二人は親子である事が明かされている。
サングラスの下の目元とふくよかな体型は、きっと母親譲りなのだろう。
また、メロンの設定画では彼は5人兄弟の長男であり妹と三つ子の弟がいることが判明している(但し、いずれも兄とは違いぽっちゃりしていない)。
本来はメロンからジムリーダーを継ぐ予定だったが専門タイプを巡って対立し、以来母親と顔を合わせないようになるなど親子関係が冷え切ってしまい、現在の様に『剣』と『盾』で分かれた様である(『剣』の時系列ではマクワがジムリーダーを務めているが、母親のメロンの動向はおろか存在そのものについてすら一切触れられていないため、両者の関係がどういった状態にあるのかは不明。こちらの時間軸では何とか円満にジムの継承が行えたということなのだろうか)。
なお、先述のファンクラブの会員第一号がよりにもよって母親であり、本人は複雑な心境を抱いている模様(ツーショットで不機嫌な顔をしているのはそのため)。
彼は作中で若手と明言されており、母と険悪な仲になった背景には遅れた反抗期も含まれていると考えられる(彼女の指導はスパルタ式の相当に厳しいものであるとされており、そうした厳しい指導に対する積年の不満のようなものもあったのかもしれない)。根が紳士のくせにヤンキーのような外見をしているのもそれと関連し、金髪も地毛でなく染めた結果によるものなのだろう。
一方で、バトル開始前のポーズが母親とまったく同じものだったり、ジムバトルで敗北した際には「穴が あったら 入りたい…… いや ここは 落ちてしまいたい か」と母親の受け売りとも思える台詞を述べたりすることもある。
なんだかんだ言いながらも、母親から影響された部分は多かったということなのだろう。
どちらも片方のソフトにしか登場しない為、残念ながらファイナルトーナメントでの親子同士の対戦は実現しなかった。
ちなみに、専門タイプの相性的に見れば、基本的には母に対して有利である。切り札のセキタンザンはいわ/ほのおのためさらに有利だが、あちらの切り札であるラプラスの水技が刺さってしまう。
余談
名前の由来は、ウリ科の一年草でメロンの変種「マクワウリ」と思われる。
上記の通り、メロンの息子であることを考えるとピッタリなネーミングだと言える。
また、「馬鍬」と表記すると猪八戒が携える武器と同名となり、これまたピッタリ。
関連タグ
ティエルノ - 過去作のぽっちゃり系トレーナー。彼もまた見た目以上に運動能力は高い。