概要
ワノ国篇に登場したキャラクター。その正体は変身したサンジである。
WCI編にてヴィンスモーク・ニジがモンキー・D・ルフィの服の中に忍び込ませたレイドスーツで変身している。開発したのはサンジの実の親であるヴィンスモーク・ジャッジ。
サンジは百獣海賊団の真打ちページワンとの戦いで正体を隠す為に初めて使用した。
ちなみに本来の名前は「ステルス・ブラック」。
おそばマスクという珍妙なネーミングはサンジ自身がつけたもので、ウソップやルフィたちからは不評だった(詳しいいきさつは後述)。
機能
足の裏に仕込んだ浮遊装置でサンジの空中歩行(=月歩)では不可能だった空中浮遊を、踵の加速装置で今までにないロケットスタートを可能にしている他、マントは盾として百獣海賊団の幹部の攻撃すらも耐えきる防御力を発揮する。アニメ版ではマントで防御する際に誰もが持っている心の壁のようなバリアを発生させていた。
そして''ステルス''だけに全身に映像を投影することで擬似的に透明化できるのが最大の特長(次兄であるデンゲキブルーも透明化は可能)。
ちなみにサンジの夢のひとつは「透明人間になれる能力(≒スケスケの実)」だったため、スケスケの実の能力者ということでその夢を奪ったアブサロムを八つ当たりで恨んだことがある(ただその使い道はほぼ女湯ののぞきをするためだったが……)。
最終的には「おれはもう透明になんかなれなくたって構わねェ」と未練を捨て「自力でのぞく」と宣言したサンジだったが、そんな彼の野望(?)がジェルマ66の科学力で現実になった。しかも悪魔の実の能力ではないため泳ぎが得意という長所とも共存できている。
……とまあ、このように現在分かっている情報だけで胸躍るものがある。
ただ変身前後に音楽が流れるという仕様までついており、華のある演出といえばそれまでだがせっかくの透明化を台無しにしているのも事実。
その辺りの粗をどう埋めるかはサンジの機転や努力次第と思われる。
使用状況
技
- 流星おそばキック
アニメオリジナル技。はるか上空から流星のごときスピードで相手に突っ込む蹴り。辺りに小規模のクレーターを残すほどの威力だったがこれでもページワンへの決定打にはならなかった。
元ネタは恐らくウルトラマンジャックの流星キック
余談
トラファルガー・ローのセリフによれば、世界経済新聞に掲載されていた絵物語『海の戦士ソラ』に登場する悪の軍団メンバー「ステルス・ブラック」に酷似しているらしいが、このレイドスーツとの関連性は今のところ不明。
だがローが絵物語のまま「悪の軍団ジェルマ66のNo.3、ステルスブラック」と呼んだのを嫌がり、咄嗟にこの名前を名乗った(ワノ国でそば屋サン五郎として屋台を経営していたのが由来だろう)。
無論味方からは大不評で、ウソップやルフィたちからは
「最悪だー!!!改名してくれー!!」「命名権をおれ達にくれー!!」
と言われたほど。
あとでウソップ&フランキーにデザインの修正を頼むつもりらしいが、ジェルマの技術を何とかできるのだろうか・・・?
一応、フランキーはベガパンクの技術についていけるだけの手腕とワポメタルがあるので、ある程度の修正はできると思われるが、スーツの機能のなかに、アブサロムが一時期に見せた嗅覚阻害行為につながるようなものがあるか否か明かされていないため、デザイン以外の部分まで修正される可能性もある。
関連タグ
ヴィンスモーク ジェルマ66 スケスケの実 アブサロム そげキング