アキレスD9

あきれすでぃーないん

アキレスD9とは、アニメ・ゲーム・漫画・プラモデル「ダンボール戦機W」に登場するLBXである。

概要

大空ヒロの新たなる専用機であり、アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。本編に先駆け劇場版で先行登場した。

デザインは、先代アキレスをベースとしつつ、ペルセウスの要素も取り入れたものとなっている。

半恒久エネルギー機関「エターナルサイクラー」をエネルギー源とする事で、無尽蔵のエネルギー供給により、圧倒的なパワーと機動力を得ている。

山野博士だけでなく、大空遥ら世界中の優秀な人材の技術力を総結集させた、まさに人間の力の象徴ともいえる存在。

基本装備は、大剣「オートクレール」と、レイピア「デュランダル」の二刀流。剣の名前はどちらもシャルルマーニュ伝説に由来するのだが、実は、デュランダルの元々の持ち主は、トロイア戦争でアキレスと敵対していたヘクトールである。

必殺ファンクションは、背中の装置から8発の剣型のビット(子機)を射出し、相手を狙い撃つ「ソードビット」と、双剣に巨大なエネルギーを溜め、特大の斬撃を振り下ろす「ビックバンスラッシュ」。

さらに、オーディーンMk-2との合体技として「ダブルレイウィング」も使用するほか、映画では、剣から高威力の衝撃波を放つ「大真空斬」も使用した。

世界の最適化と称してやりたい放題のミゼルに対抗する為に、山野博士らの手によって開発された。

当初は山野バンの機体として開発されていたが、後にバンの判断によって大空ヒロに譲渡された。

後に改めてバン機として開発されたオーディーンMk-2と共に、人類最後の希望としてミゼルオーレギオンに立ち向かった。

漫画版では、パラダイスの最終決戦でミゼルオーレギオンに破壊されたイカロス・ゼロとイカロス・フォースの後継機として、オーディーンMk-2と共に登場。

しかし、ダブルレイウィングはミゼルオーレギオンには通用せず、さらにバンがヒロを逃した事で、大した活躍も無く早々に御役御免となってしまった。

公式外伝の「LBX烈伝」でも、引き続きヒロの愛機として登場するが、暴走したエンペラーM5からアラタを庇って撃破されてしまう。

いかに旧世代の機体とはいえ、世界を救ったLBXとしてはあっけない最期を迎えたものである。

しかし、ソードビットを始めとする残存パーツはアラタのアキレス・ディードに組み込まれ、最終決戦用LBX「アキレス・ディードカスタム」として生まれ変わる事になる。