概要
『ヒーリングっど♥プリキュア』に登場する異世界「ヒーリングガーデン」に住まう妖精たちの総称。
幼生期の個体は2頭身でいかにもプリキュア妖精のような姿をしているが、成体となった個体はリアルな動物に酷似した姿もしくは獣人型となる。また、成体は服や甲冑を着込んでいる。
彼らは「地球のお医者さん」として人知れず地球の病気を治し続けてきた存在である。
ヒーリングガーデンの伝説に語られるプリキュアはそんなヒーリングアニマルと支え合うパートナーとなる人間だとされる。これは完全に対等な関係性であり、本作ではプリキュアとヒーリングアニマルはバディ同士という扱いになっている。プリキュア変身者ひとりにつきヒーリングアニマルも一体がバディとして存在し、変身者と妖精の心が重なることで変身が初めて可能になる。
いわば「ふたりでひとりのプリキュア」なのである。
第5話でのキングビョーゲンの発言からすると、そもそもヒーリングアニマルの成体は、プリキュアの力を借りずに単独でビョーゲンズと戦えるだけの戦闘力を持つらしい。
しかし、第1話が始まる直前にビョーゲンズが総力を持ってヒーリングガーデンに侵攻。熾烈な戦いの末、ヒーリングアニマル側が敵軍首領のキングビョーゲンを追い詰め撤退させることに成功した。このことからしてヒーリングアニマルの成体は相当に高い戦闘力を持つことが伺える。
だがこの戦いの結果ヒーリングガーデン側も大きく傷つき、第1話開始時点では戦う力を持つ成体のヒーリングアニマルの多くは負傷して戦闘不能の状態となっている。
現段階で名前が判明しているヒーリングアニマルは「地球のお医者さん」の見習いである幼生体のラビリン、ペギタン、ニャトランと、王女である幼生体のラテ、そしてラテの母親である成体のテアティーヌの5体である。
幼生体たちは第1話でテアティーヌに「プリキュアを探しに人間界へ行くように」と命じられ、故郷を旅立った。
ヒーリングガーデンは「人間界には秘密の世界」とされているので、ヒーリングアニマルたちも自分の正体を人間界で知られてはいけない掟がある。ただし、プリキュアとなった者に対してはヒーリングガーデンのことも教えられる。
人間界では、プリキュアのパートナーとなったヒーリングアニマルは、それぞれのパートナーと同居しているが、家族には見られないように隠れ住んでいる形。ヒーリングアニマルたちはヒーリングルームバッグというカバンの中に潜むことができるので、隠れ住むのは容易である。
なお、ラテについては「ただの犬」という体裁で、花寺のどかの家にてペットという形で保護されている。
上述したように第1話時点でビョーゲンズの攻撃を受け、多くの者が傷つき倒れている惨状が描かれており、上記5体以外に無事なヒーリングアニマルがいるかどうかは不明である。
現状ではすこやか市の防衛を3人のプリキュアで事足りているが、地球を蝕むのが目的なビョーゲンズが他の国や地域を狙うようになったらどうするのかという対策も不透明なまま。
まあプリキュアシリーズのお約束として、敵組織は特別なエピソード以外では主人公たちが住む街以外にはまず狙わないので今更ではあるが…(幻影帝国は例外中の例外)
しかし、10・11話にて不特定多数の場所にメガビョーゲンを出現させたことにより、一部の視聴者からの懸念が現実となっている。この時点では3人で1体のメガビョーゲンを浄化するのがやっとであり、今後の戦力の増強が気になるところ。
因みに、第8話でペギタンが見ていた医学書に書かれていた文字は肉球の大きさと傾きによって文章を形成している様だ。
しかし、現時点でヒーリングガーデン語が出たのは8話のみで情報が圧倒的に少ない為に解読は困難
余談
妖精が各々のプリキュア専属かつ変身に必要な存在という設定はドキドキ!プリキュア以来7作ぶりとなる。
また、ヒーリングガーデンが実際に現実の地球とは異次元にある場合、はーちゃん以来4年ぶりの異世界出身の妖精ということになる(その間に登場したプリキュア妖精は地球、またはそれが所属する宇宙の出身である)。
プリキュアのパートナーとなるヒーリングアニマルには誕生日が設定されている。妖精キャラクターに誕生日が設定されているのはHUGっと!プリキュアのはぐたん以来。またいずれもモチーフになった動物と関連する日が誕生日として設定されている。