今泉影狼

いまいずみかげろう

東方Project第14弾『東方輝針城』に登場するキャラクター。

概要

東方Project第14弾『東方輝針城』で初登場。

3面の迷いの竹林「十五夜の妖獣」の中ボス兼ステージボス。

迷いの竹林には永遠亭の影響もあってか月に関係する怪異が多く集まっており、彼女もそうした妖怪の一人である。ちなみに変身する姿は、外の世界では絶滅したとされるニホンオオカミ。

種族は狼女だが落ち着いた性格の持ち主であり、狼に変身した状態であっても冷静さを失うようはことはない。

満月の夜は毛深くなるのを気にしており、肌を覆い隠してひっそりと暮らしている妖怪だった。

しかし打ち出の小槌の魔力に影響され、竹林で暴れてしまう。

そこを通りかかった霊夢らによって退治され、今はもう大人しい。

弾幕アマノジャクでは鬼人正邪の追手のひとりとして登場した。

1面ステージボスのわかさぎ姫とは草の根妖怪ネットワークでの知り合い。それなりの仲だが、わかさぎ姫を間違えて食べようとしてしまった事もあるとか。

暇な時話し相手が欲しいと森近霖之助に相談した所、人狼ゲーム「汝は人狼なりや?」を教えてもらった。それを幻想郷流にアレンジした「汝は人間なりや?」というゲームを香霖堂の一角を借りて主催している。

東方キャラにしては珍しく、名字が「今泉」という一般的にありそうなものになっている。これはニホンオオカミ研究の第一人者である、動物学者の今泉吉典氏から取っているのではないかという説が有力である。

長いストレートの黒髪（ステージが赤く染まっているためか若干赤め）に狼の耳が生えており、手には長く鋭く赤い爪を伸ばしている。

服は赤・白・黒からなる三色のドレスで、これは花札の｢芒に月（すすきにつき）｣という札と同じデザインになっている。

ドレスの袖口からは、体毛と思われる黒い毛がはみ出ている。

（いずれも満月の夜の容姿であり、通常時の容姿は不明。）

魔理沙から影狼のドレスを「動きにくそうだから脱いで戦えばいいのに」と言われたのに対して、着ている本人は「毛深いから、脱ぐのは嫌だ」と返答。霊夢に対しても「満月は毛深くなるから出てきたくなかった」「抜け毛の処理が面倒」等の発言をしており、自身の体毛を気にしている様子が見られる。

狼女らしく、スペルカードでは狼に変身しての突進や咆哮からの弾幕を多用する。

アォーンという吠え声が特徴的で、その鳴き声から、「公式で二人目のボイス有り」とも。しかも彼女は弾幕展開の度によく吠える。吠え声のSEと共に青いエフェクトが生じ、弾幕が発生する。

スペルカード名	E	N	H	L
変身「トライアングルファング」	◯	◯
変身「スターファング」			◯	◯
咆哮「ストレンジロア」	◯	◯
咆哮「満月の遠吠え」			◯	◯
狼符「スターリングパウンス」	◯	◯
天狼「ハイスピードパウンス」			◯	◯
牙符「月下の犬歯」			◯	◯

スペルカード名	ステージ
満月「フルムーンロア」	三日目　シーン2
狼牙「血に餓えたウルフファング」	三日目　シーン5

臭いや毛深さを気にするなど身だしなみを大事にする点から他より女性的なキャラクターとして描かれる。

そこから世話好きだったり、臆病な性格からドジっ子や泣き虫といった風にも描かれている。

服装もオフショルダー風にアレンジされているものが多い。

カップリングでは｢間違えて食べそうになった｣｢気が弱くて虫も殺せない性格｣と語っている、知り合いのわかさぎ姫や、狼(犬)繋がりで幽谷響子や犬走椛高麗野あうんそして満月の夜に変身するという共通点を持つ上白沢慧音などとの絡みが見られる。