概要
ゲーム『逆転裁判2』に収録されている2番目のエピソード。
前話《失われた逆転》終了直後から2ヶ月ほど前まで遡り、主人公・成歩堂龍一が、かつての助手・綾里真宵と再会を果たす様子を描いている。
狩魔冥や綾里春美‥‥等のキャラクターが新たに登場する他、検事・御剣怜侍の死について語られ、『2』全体の物語が動き始めるようなエピソードとなっている。
事件内容
- 事件現場‥‥綾里家・対面の間
霊媒師の谷と呼ばれる《倉院の里》の大きな屋敷の一室。
本来、霊媒師が依頼人と2人きりになり、霊を呼び出すために用いられる。
- 事件発生日時‥‥6月19日
エピソードは同月16日、“再会”のキッカケとなる場面から始まる。
裁判は、同月21,2日にかけて行われる。
- 状況
霊媒の儀の最中、被害者はムネをナイフで刺された後、所持していたピストルを奪い取られ、至近距離からコメカミを撃ち抜かれて死亡。
2発の銃声の直後、現場への扉のカギが蹴破られ、被害者の死体のそばで血まみれの装束をまとったもう1人の人物が目撃された。
携帯電話の電波が届かないとして、家のそとにある公衆電話から事件が通報された。
関連情報
- 1年前の医療ミスと交通事故
今回のエピソードから1年前の5月2日、《霧崎外科医院》にて投薬ミスが発生し、14人の入院患者が死亡。それから同月の24日、《霧崎外科医院》の看護師による交通事故が発生した。
医療ミスの真相を隠すために交通事故が仕組まれたなどとウワサされ、当時のワイドショーが大さわぎとなっていた。
関係者
担当弁護士。
霊媒の儀の立ち合いを頼まれるが、訪れた倉院の里にて事件に遭遇。被告人の《完全無罪》を主張し、裁判で逆転劇を繰り広げる。
霊媒師のタマゴ。倉院流霊媒道分家。
倉院の里から一度も出たことがないという“世間知らず”な一面も見せるが、成歩堂の横に立って彼を支える。
事件当時、わたりろうかにてマリで遊んでいた。
弁護士。成歩堂の師匠。故人。
霊媒によって呼び出される形で成歩堂を支えるが、ココロの内で事件について心当たりがある様子も見せる。
被告人。霊媒師。倉院流霊媒道本家で家元のムスメ。
かつて成歩堂とともに法廷に立っていた。
成歩堂の立ち合いの下という条件で、霊媒の初仕事の依頼を引き受けるも、仕事中に事件に巻き込まれて逮捕される。
担当検事。復讐を理由にアメリカの検事局を捨てて日本に来たとのこと。日本での初法廷で成歩堂との初対決を繰り広げる。
被害者。《霧崎外科医院》の外科医。
被告人に霊媒を依頼し、成歩堂とともに《倉院の里》を訪れるが、霊媒の儀の最中に殺害される。
前話でもおなじみの裁判長。
証人
担当刑事。
たまたま出張で現場付近にいたとして、事件捜査を行い、裁判で事件の説明を行う。
目撃者。フリーカメラマン。
成歩堂とともに事件に遭遇し、事件の一部始終を撮影。
目撃者。倉院流霊媒道分家。春美の母。
事件の際、気を失っていた被告人を介抱した。
目撃者。
大学で超心理学を研究している。
被害者に被告人を霊媒師として紹介した。
その他
《霧崎外科医院》の看護師。のどかの姉。
1年前に交通事故死したとされている。
- 堀田院長(自称)
病院《堀田クリニック》にて院長を自称する入院患者。
のどかが入院していたとして、彼女に関する情報を提供する。