「ディ・エゼルディ、これがワールドセイバーの理念の象徴、いや、そのものだ!!」
概要
ソマリアを中心に活動している国際テロ組織「ワールドセイバー」の幹部、セレディ・クライスラーが操るLBXであり、アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。
デザインは、これまでのラスボス機であるイフリートやゼウス、ミゼルオーレギオンと比べ、低ボリュームかつスマート。
また、以前のセレディ機であるファントムと比べ、ステルス機能は失われているものの、軽量な分機動性は大きく向上している。
手持ち武器は一切使用せず、6つのビット(子機)を使って攻撃と防御を行う。
しかし、ビットに特化した機体という訳でもなく、本体の性能も、ワールドセイバーが各国から奪ってきた軍事技術の塊と呼べる程のものであり、スピードはもちろん、パワーや防御力も従来のLBXを凌駕する。
操作系統はセレディのオプティマと連動しており、彼の兵士としての戦闘経験がそのままトレースされている。
必殺ファンクションは、ビットレーザーで相手をメッタ打ちにした上で、ソードビットでズタズタに切り裂き最後は串刺しにする「アポカリプス」。
作中での活躍
ファントムの真の姿であり、ゲーム版とアニメ版で経緯は違う(ゲーム版ではグルゼオンの、アニメ版ではドットブラスライザー・ジーエクストの攻撃を受けて)ものの、ファントムの外装を破壊されるという形でその姿を現した。
ゲーム版ではそのままラストバトルに突入するが、アニメ版では多数の生徒をロストさせ、ゴールデンタイムにも関わらずセカンドワールド全体を阿鼻叫喚の地獄に変貌させるという、ダンボール戦機史上屈指のトラウマシーンを生み出した。
最終決戦でも、ビットを駆使した攻撃でアラタを圧倒し、ハルキ達の助太刀が入りビットが使えなくなった後も、ドットブラスライザー・ラグナロクフェイズクリムゾン相手に関節技を決める等、格闘戦でも優位に立っていた。
しかし、アラタの予想外の行動から次第に追いつめられていき、ビットを全て破壊され、右腕を失ってもなお、ドットブラスライザーのブラストソードを奪い攻撃を続けたが、最後はドットブラスライザーとの鍔迫り合いの末、完全に破壊された。
また、アニメ版の後日談にあたる『神威島奇譚』では、ブレインジャック機能を持った無人LBXとして登場し、神威大門を再び恐怖に陥れた。
派生機体
ジ・エゼルディア
ゲーム版にのみ登場する、白中心のカラーリングとなりガラリと雰囲気が変わったディ・エゼルディのカラーバリエーション機。
裏ランキングバトル制覇後に挑戦できる「最強エルドバンド」を倒さなければ、パーツを入手する事はできない。
しかし、幸いな事に裏ボスバトルの中では最強エルドバンドは比較的弱い部類の相手(主人公のアバター及びアラタが使用できる特殊ファンクション「オーバーロード」で割とあっさり倒せる)なので、周回自体はしやすい。
その点で言えば、裏ランキング4位のメタ沢百郎と繰り返し戦う必要があるディ・エゼルディの方が、入手難易度は高い気もする。
とはいえ、パーツのドロップ率は低い為、一式揃えるには実力以上にかなりの根気が求められる。
ちなみに、こちらも必殺ファンクション「アポカリプス」が使用可能。
余談
主人公機のドットブラスライザーは支援機との合体によってパワーアップしていたのに対し、本機はファントムの外装を脱ぎ捨てる形でパワーアップしており、両者はある意味対を成す存在であったのかもしれない。
関連タグ
ダンボール戦機ウォーズ LBX ナイトフレーム セレディ・クライスラー ファントム(ダンボール戦機) みんなのトラウマ
???:リンク先ネタバレ注意!