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中田一郎の編集履歴

2020-07-11 20:03:29 バージョン

中田一郎

りひとことなかたいちろう

「ケンガンアシュラ」「ケンガンオメガ」の登場人物。

誰にも俺を舐めさせねえッッッッ!!!!


概要


通称"超人"
所属企業義武不動産(企業序列22位)→SH冷凍(企業序列ランク外)
身長188cm
体重102kg
拳願仕合戦績5勝1敗
企業獲得資産86億650万円
年齢26歳
誕生日7月15日
好きな異性のタイプ外見重視
CV金子隼人

主人公・十鬼蛇王馬の 拳願仕合デビュー戦の対戦相手。初登場時は義武不動産の闘技者であったが、後に乃木英樹の援助(そして画策)によりSH冷凍の社長兼闘技者となる。


天性の格闘センスと恵まれた体躯、そして小学生のときに500円玉を引きちぎるレベルの人間離れしたピンチ力(握力の一種で指先のつまむ力 )を持ち、期待のホープとされている。


自らを「理人」(人の理を超えた者)と名乗り、作中でも時々そう呼ばれている。ちなみに本名は非公開(「ヒーローは本名を名乗らない」という理由から)のつもりであったが、ニックネームの由来を誰かに話したかったのか、普通に「中田一郎」であるとバラしている。仕合中なのに名前の由来の講釈を垂れ続ける様子を見た秋山楓からは「ハッキリ言って嫌いなタイプ」とバッサリ切られ、王馬からも「ヒーローってのは寡黙なもんだぜ?」と笑われている。

物語が進むに連れ本名で呼ばれることが増えているが、片原鞘香の本名での紹介で「理人」と呼ばれなかったことに不満を覚えたり、『超人なんだな』と自分でマジックで書き込んだTシャツやパーカーを着ていたりと、超人呼ばわりされる願望は捨てきれていない様子であった。


上記の通りお調子者で小物という感じの部分はあるが、中盤以降は基本的にはいいやつな面が表に出てきており、王馬にリベンジを誓っていながらも行動を共にしている。また行き場を失っていた駒田茂イワン・カラエフを社員として雇用したり、我が強い闘技者たち(氷室涼金田末吉大久保直也)をまとめるカリスマ性もある。なおこの四人で串田凛からは「4バカ」と呼ばれている。


女好きで、仕合当日に女を両手に抱えて登場したり、戦闘中にもかかわらず秋山楓を口説いたり、大久保とともにナンパに走り回ったり、倉吉理乃に怪我の手当をしてもらった際にはかなりデレデレになっていたり…とその手の話題にはこと欠かない。

なおオカマの沢田慶三郎とは高校の不良時代からのライバル関係にあたる。


ちなみに本編では全く言及はなく、マンガワン描き下ろしの『ちょい足し』(142話分『4バカの青春』)のみで明らかにされていることだが、馬鹿田高校→帝都大学卒(現実の東京大学に相当)という謎の学歴の持ち主である。これについては帝都大学が東大と違ってOA入試のような特別試験を実施している可能性があり、また「ハルバード大学(現実のハーバード大学に相当)に論文送ったら学位をもらった」アンダーマウント社秘書の本山ほたるのように、大学の入学・卒業についてガバガバという世界の設定もあるようなのでなんとも言い難い。

とりあえず、本編で理人は多少の機転を効かしたことはあるものの、最高学府卒らしい言動をしたことがないのは確かである。むしろ、


  • SH食品社長になる際契約書をよく読まず、乃木の企みを全く理解していなかった
  • ルーレットで「こんなもん勘と気合で楽勝だぜッ!!!!!!!」と吠えて全拳願会員中最低得点を叩き出す
  • 重症を負った沢田に「絶対に優勝してやるからな」と真剣な表情で言い、優勝と仇討ち関係ないでしょ!?と内心ツッコまれる

というおバカエピソードなら唸るほどあるため、本編通りの馬鹿田高校出身者として見ていた方が納得は行くだろう。


主な技

恵まれた格闘センスとピンチ力を活かした闘い方をするが、『ケンガンアシュラ』では体系化された武術は修めておらず、コンビネーションを用いるという発想すら無かった。


後継作『ケンガンオメガ』ではある武術の基礎を体得し、コンビネーションを用いるようになっている。


レイザーズ・エッジ(こそぎ落とす十指)

対象をまるで刃物を使ったかのように切り裂く技。理人の天性のピンチ力を最大限に発揮できる技で、理人の代名詞である。


活躍

以下ネタバレ注意






義武不動産社長・義武啓郎の指示により、ロシア人キックボクサーのイワン・カラエフとともに十鬼蛇王馬の棲む廃館を襲撃。イワンが王馬に倒されると、追い縋るイワンにレイザーズ・エッジで「制裁」を加え、「今度の拳願仕合の挨拶に来た」とあからさまに嘘をついて鉾を収めた。


迎えた王馬との仕合では序盤は圧倒されるものの、これはいわゆる舐めプであり、途中から切り札である『レイザーズ・エッジ』を開放し王馬に傷を負わせる。しかし王馬に「勢いをつけるための距離が無いと技を発動できない」という弱点を見抜かれて敗北、義武不動産をクビになった。

なおこのとき王馬が理人から腕に受けた切り傷は、後々でも雨の日には疼くような深い傷であったという。


拳願絶命トーナメント予選のバトルロワイヤルで再登場。このときは前戦での弱点を克服しており、旧敵の王馬と共闘。途中から『獣人』下田佐治のサブミッションにしばらく締め上げられるも、なんとか振りほどいて勝利し、本戦出場と相成った。

実は「時給が良いから」と乃木グループ系列の運送会社でバイトしていたのだが、グループ会長の乃木に、グループが最近買収した食品会社であるSH(すごく冷えてる)冷凍の社長に任命されており、同時に闘技者にも復帰して「史上初の拳願会会員兼闘技者」となったことが明かされた。実はこれは理人が優勝したら拳願会会長に指名させるための乃木の企みであり、トーナメント参加費である50億円は理人が背負っていることになっている。のだが、倉吉理乃に言われるまで理人は気づいていなかった。


一回戦に挑む前、おちょくってきた呉雷庵の喧嘩を買うも、"外し"による攻撃を受けてそこそこの怪我を負っている。


トーナメント一回戦の相手は黒木玄斎。しかし実力の差が圧倒的すぎるあまり、黒木にまともに相手してもらうことなく4度も攻撃を止められ、寸止めで制されるという舐めプをされる。しかし理人は虚を衝く作戦を用い、レイザーズ・エッジで僅かながらダメージを与え、黒木の本気を多少なりとも引き出すことに成功する。

そうして黒木と互角の闘いを演じていたように見えたが、結局は最初の一撃以上を与えることができないまま、黒木の魔槍が直撃。「消え失せろ、弱者」と非常にも切り捨てられて敗北。医務室で起きた理人は、「ナンパしに行く」と嘘をついて廊下に出て、一人大粒の涙を流して泣いた。


しかし転んでもただでは起きない理人、試合後は自らの実力を高めるため黒木に弟子入りを志願。拒否されてしまうもお構いなしに彼につきまとっており、押し負けた黒木は「俺は弟子はとらん」と言いつつも、「だが見るのはお前の自由だ」「お前はまだ経験が足らん」などとなんだかんだ理人を相手しており、二日目には「一郎」呼びしているなど意外と面倒見が良い様子であった。速水勝正のクーデターの鎮圧も、理人は黒木とともに共闘していた。


トーナメント終了後は、携帯を会社に置いたまま黒木の下へと修行に旅立っていった。




後継作ケンガンオメガでは、アメリカで弟子は取らないこの黒木から叩き込まれた怪腕流の基礎と、自力で考えた「中田一郎流」の技術を併せ持ったスタイルで戦うようになる。ファイトスタイルもムダを大きく減らしたものへと変わり、コンビネーションをうまく使うようになった上に技の動作の無駄も無くなった。拳願仕合ではほぼ無敗であった茂吉・ロビンソンとの戦いに勝利したことで、『煉獄』との対抗戦代表戦手になった。


迎えた交流戦では、ガオラン・ウォンサワットの闘いぶりに感化されて昂ぶったのか、第二戦にて早くも登場。なぜか黒木を『ニンジャマスター』だと思いこんでいる「羅亡」隼と対戦する。




関係者

十鬼蛇王馬…ライバル

義武啓郎…元雇用主

乃木英樹…現雇用主

沢田慶三郎…ライバル

氷室涼金田末吉大久保直也…4バカ仲間

黒木玄斎…対戦相手であり後の師匠(?)


関連項目

ケンガンアシュラ 4バカ

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