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ゼロファントスの編集履歴

2020-07-22 00:15:30 バージョン

ゼロファントス

いにしえのまだんき

玩具・アニメシリーズ『ゾイド』に登場する架空の金属生命体の一種。

スペック

英表記ZEROPHANTOTH
番号ZW43
所属-
分類ゾウ
骨格分類-
異名古の魔弾機
全長6.7m
全高5.0m
重量59.0t
最高速度138km/h
発掘地域大陸北西部 地下神殿
IQ149
解放技名破滅爆裂弾(ディゾルボム)
搭乗者-
ステータス
  • アタック:8
  • ディフェンス:9
  • スピード:5
  • スタミナ:6
  • IQ:9
  • ワイルドブラスト:8
武装
  • A-Zアンカーファング
  • パワーノーズ
  • A-Zスリングボム
装備
  • イヤーシールド
  • マインドホーン
  • アイブレイン
  • コアリアクター
  • リアクターライン
  • スリングボムマガジン
  • ヴェノムタンク
クラスM
動力モーター
発売日2020年6月27日
価格4,400円(税抜)
組立時間-分

概要

人類未到の地、地下神殿エリアから突如出現したゾウ種のゾイドで、進化ゾイド兵器ゾイドのどちらにも属さない謎の存在。このゼロファントスはあるゾイドの尖兵ゾイドでもある。


眼の部分がZ-Oバイザーのようになっているが、これは細かな単眼が並んだ独自の眼「アイブレイン」である。

更にボディ自体もボーンフレームが無く、骨格とアーマーが一体となった強固な装甲を持つ。外装全体には血管にも似たリアクターラインが走り、その内部を毒液バイオアシッドが流動、明滅している。リアクターラインは出力の上昇などにより強く輝くという。


パワーノーズは重量がある物体を持ち上げ、投げつける事に特化している。先端にセンサー機能を持つため、標的に向かって正確に投げつける事が可能。

A-Zアンカーファングは単純な接近戦用の武器ではなく、敵ゾイドの動きを制限するための装備。ファング内部には先端部と繋がった鎖が格納されており、射出したファング先端部を敵ゾイドのボディに突き刺して動きを封じる事ができる。

また頭部にあるマインドホーンからは他のゾイドを操る強力な電波を発生させる事ができる。


これまでも偶然発見した人類によって幾度か発掘が試みられたが、作業中にバイオアシッドの毒によって命を落とす者が続出し、「禁忌のゾイド」と恐れられた。そのため当機の復活は断念せざるを得ず、発掘を完了させた者はいないという。


解放技は進化解放でも兵器解放でもなく、(原始解放(ゼロブラスト)と呼ばれる独自のもの。

ゼロファントスの原始解放技は、現代の重火器に匹敵する破壊力を持つA-Zスリングボムをスリングボムマガジンから取り出し、パワーノーズを用いて投擲する『破滅爆裂弾(ディゾルボム)』。

A-Zスリングボムにはバイオアシッドを含むと思われる猛毒が蓄積されており、その毒を散布して敵を腐食させる事もできる。


アニメにおいて

アニメでは35話から登場。ただし35話で全貌は明かされず、全体像が判明するのは36話の終盤。

アニメ版では定番だが、キット版よりサイズが大きい。ただしM型ゾイドの中では特にキットとのサイズ差が大きく、体高がバズートルの2倍近い巨体となっている。流石にジェノスピノオメガレックスには及ばないものの、この体躯はグラキオサウルスにも匹敵する。


劇中では霧に紛れてどこからともなく現れ、共和国及び帝国の軍事施設を壊滅させてはどこかへ消えていく、正体不明のゾイドとして初登場。この際、たった一発のA-Zスリングボムによって軍事基地ひとつを丸ごと消し飛ばす描写が見られた。


36話では、ジャミンガを統率する何者かによって無意識に操られているランド博士を追うレオジェイクの前に突如姿を現し、ソニックバードとの戦闘となる。

イヤーシールドによる守りで銃撃をものともせず、合計2発のスリングボムを投擲。しかしこれらを躱され、スカイスラッシュでイヤーシールドの一部とスリングボムマガジンを切断される。その後は交戦せず、霧の中へ姿を消していった。


ちなみにこのシーン、よく見ると本体から離れたマガジンの下側は切断面ではなく、規則的な凹凸をもつパーツの輪郭となっている。また全体の形状は、キットにおいて取り外し可能なマガジン部分とほぼ一致する。

攻撃したソニックバードのウイングソードが砕けていた事も考えると、ゼロファントスの被害はイヤーシールドの一部が破損し、攻撃の衝撃でマガジンが外れてしまっただけである可能性が高い。ゼロファントスの装甲が桁外れであることの証左と言えるだろう。

逆に、この戦闘においてA-Zスリングボムはソニックバードに対して明確なダメージを出していない。先述の基地襲撃シーンと比べて明らかに威力が低いことから、場合によって爆発力を調整することが可能であると思われる。


なお戦闘の後、レオ達が確認した頃にはランド博士の姿が消えていた。

この事から、レオは「ランド博士を逃がす為にゼロファントスが現れたのでは」と推測している。スリングボムの威力が低かったのは、ランド博士を巻き込まない為なのであろう。


なお、ゼロファントスは先述の個体だけではなく複数機存在する事が明示されている。

劇中では数機のゼロファントスが共和国及び帝国の主要基地を同時に襲撃しており、バズートルを鼻のひと振りでひっくり返す膂力を見せつけた。


キットについて

ボーンフレームが存在しないという設定を反映してか、装甲を外した骨格形態が存在しない。特徴的なリアクターラインは、塗装により再現されている。

胴体や側面の肋骨パーツはキャノンブルと同一のものだが、四肢を中心に多くのパーツが新規造形であり、印象は全くと言っていいほど異なる。

また背部に原始解放に関わるユニット(スリングボムマガジン)がありながら、背部ユニット自体は動力と連動していないという点が従来にはない特徴である。そのため、公式の紹介動画のようにマガジンを他のゾイドに移植する、等の組み換えがしやすい。

また地味な特徴ながら、キットのスイッチ部分にライダーが騎乗するのもワイルドシリーズで初となる。


起動すると、鼻や耳を前後に動かしながら歩行する。

原始開放は手動で行う。鼻を持ち上げるように変形させて起動すると、歩行と同時に背中のユニットから爆弾を捕球し、前方に投擲する。マガジンの装弾数は4球なので、歩行を続けると連続で4球まで投げることが可能(尚、投擲距離がかなりあるのでボムの紛失には注意)。


ちなみに、先述のとおりマガジンは動力と連動していないが、その下の基部から鼻にかけては動力と連動する一連のパーツである。

そしてこの部分を取り外すことで、なんと他のゾイドに搭載する事が可能

ライジングライガー等が頭上から鼻を生やし、スリングボムをぽいぽい投げる光景は非常にシュールであるため、これらのゾイドを持っていれば試してみるのも良いだろう。


余談

公式冊子の『オペレーションZマニュアル Vol.1』で先行公開された。


紫と白というカラーリングは、80年代の旧々シリーズにおける暗黒軍仕様のゾイドの色を反転したようなものになっている。

これが意図的なものかは不明であるが、ボーンフレームを持たないボディは『ゾイドワイルド』以前の多くのゾイドに近いと言える。


アニメでの登場でみられる霧との関連性も、アニメで初めてエレファンダーが登場した際の描写と共通する。


『ゾイドワイルド』シリーズにおいて遠距離戦闘が可能なゾイドは、シリーズ第1期の時点でガノンタスハンターウルフなどが登場していた。しかしキットで実際にギミックとして飛ばせるようなパーツが付属しているものはおらず、このゼロファントスが初のキットとなった。


これまでのシリーズのキットにおいても、アイアンコングサラマンダーのようにスプリング仕掛けで砲弾やミサイルを発射するギミックを持つゾイドこそ存在していたものの、このゼロファントスはゾイドとしては初となる「本体の駆動と連動して“物を投げる”ギミック」を搭載しているのが大きな特徴である。


奇しくもゼロファントスという名前は、エレファンタスの『メカボニカ』時代の名前であるメカファントスと似ている。ゼロ→原点回帰という意味で捉えればどこか意味深なネーミングである。

付属のシールにはシリーズ最初期に設定されていたZi文字が記されたものと、過去に惑星Ziに存在していたゼネバス帝国の紋章が描かれているものがあるが、本機とゼネバス帝国との関係性は不明となっている。


関連タグ

ゾイドワイルド ゾイドワイルドZERO

ゾウ

ゼログライジス


エレファンタス/ゾイドマンモス/ツインホーン/エレファンダー/パワーマンモス:同じゾウ科モチーフのゾイド

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