概要
ドラゴンクエストシリーズの初代作から登場している攻撃呪文。
変遷
DQ1では
雷を放つ最強の攻撃呪文であり、地上の最強クラスのフィールドモンスターをほぼ一撃で倒す威力があった。
アイテム「キメラのつばさ」には「雷にうたれて死んだキメラの翼を使用している」という設定があるため、この呪文で倒されたキメラから製造しているのではないか、という説がある。
DQ2では
サマルトリア王子が使用。敵全グループをまとめて攻撃できるようになったものの、バグのせいで威力はギラに毛が生えたほどに弱体化し、既に合流しているであろうムーンブルク王女が覚える時期の早いバギと大差無く、使ってがっかりした人も少なくない。ムーンブルク兵士の支給品「てつのやり」が最強装備という緑王子は呪文においても火力不足となり、唯でさえ高い2の難易度を更に引き上げる一因になってしまった。
とは言えバギと重ね掛けして大灯台のドラゴンフライを一掃したり、終盤でイオナズンと重ね掛けする等、使いようによっては重宝する呪文でもあった。リメイク1・2版では威力もほぼ倍に強化されている。更に言えば武器も「ひかりのけん」まで装備可能となり、もはや別人の域。
中盤で「ろうやのカギ」を購入後はローレシア城に囚われているじごくのつかいを始末することで「いかづちのつえ」を入手出来るが、名前の割にはこれは実際にはバギ相当の効果を発揮するものなので、紛らわしい。
DQ3では
職業「まほうつかい」で習得可能。普通に中盤の1グループ攻撃呪文という位置付けになり、やや影は薄い。この作品より呪文系統の整備が行われ、初代と比べあくまでギラ系統の中級魔法、という扱いになった。威力や敵モンスターとの相性も悪くなく、覚えれば魔法使いの重要度はグッと上がる。
とはいえ、その習得時期は慣れているプレイヤーならどの職業でもベギラマの効果をMPを使わず連発できる「いかずちの杖」を素早く入手できる頃でもあるので、本作に詳しくなるほどベギラマの出番は減るがバギマを覚えるまでが長い僧侶に持たせ、魔法使いは引き続き唱えていく選択肢も有る。
DQ4以降では
雷から光熱波に設定変更されたが、扱いは3とそう変わらない。また、リメイク作1・2・3でも同じく炎系統の呪文という設定に変更されている。
DQ6以降は使いやすく強力な特技が台頭し、相対的に不便にはなった。
そのため「敵が使ってくるとかなり痛いが、味方が使ってもさほど強さを感じない」程度であることが多くなってしまいDQ8でやや立場が改善したのも束の間、DQ9では登場しないという憂き目に有ったが、複数の敵に炎攻撃出来る手段が乏しくなる欠点も発生しDQ11では主な使い手のベロニカがイオラを覚えるまでは威力の成長が早いのも手伝い使用機会がそれなりに多いという評価に落ち着いた。