概要
大まかにいえば、ロトの子孫が治めている国の一つである。
集英社刊行の攻略本掲載の土居孝幸執筆の漫画で書かれた設定と、高屋敷英夫による小説版とでは設定が異なり、統一されていない。
ゲーム本編
『ドラゴンクエストⅡ』に登場する、初代『ドラゴンクエスト』の勇者(勇者ロトの子孫)とローラ姫が開いた三王国のひとつ。王族はロトの血筋を引いており、パーティに王女が加わる。
本編では既に魔物に滅ぼされており、城には無念を抱く亡霊で溢れかえっているほか、襲撃した魔物がたびたび襲ってくるなど無法地帯と化している。リメイク版ではオープニングで滅ぼされる様子を見ることができるのだが、牢屋に入れていたはずの悪魔神官がテレポートで脱出して国王を殺したあたり、同じくハーゴンの手先を牢屋に入れているローレシアも一歩間違えれば同じ運命を辿っていたかもしれない。
ドラゴンクエストビルダーズ2
『Ⅱ』の後日談となる本作では「終わりなき戦いの地」の地名としてムーンブルクが登場。
戦争や人の死を描いた歴代のシナリオとも負けず劣らずなダークなシナリオになっており、ここでビルダーが作るものもかなりダーク。
…しかし、このムーンブルクは厳密には『Ⅱ』本編のムーンブルクとは別物。
詳細はネタバレになる為、こちらを参照。
ちなみに本物のムーンブルクは登場人物の口から「ムーンブルクは復興した」という発言が見られた(直接の登場はしていない)が、
遥か未来にあたる『キャラバンハート』では再度滅んでいる。
小説版
高屋敷英夫による小説版での設定では1の勇者が作ったのではなく、元々存在していたムーンブルクの王家に勇者の娘が嫁いだ事でローレシア、サマルトリアの同盟国となったとされる。
それ故に、王国としての規模は他の二国より勝り、国際会議においては主導権を握っていると言われていた。
『ドラゴンクエストⅠ』ではりゅうおうの脅威に晒されたアレフガルドの救援として軍を派遣して竜王軍の幹部であるギガンテスを倒した事が語られている。
また、ロト三部作の時系列で最古にあたる『ドラゴンクエストⅢ』でも名前のみ登場しており、その時代以前から存在していたことが分かる。