「……私に触れるな!(この仮面に関わって呪われでもしたらどうするつもり!?)いや、それで私の呪縛が解けるなら悪くないか……?……ハッ!」
「単純でお人よしな連中ばっかり……ホント、バカね」
「私はロザミア。帰る場所を失くした、復讐者よ」
概要
「帝国式操符術」の使い手であり、アビリティ、奥義ではこの符術を駆使する。
同社の別ゲーム『神撃のバハムート』にも参戦した。
サンダーレイピア入手でR版【ヘクスナイト】、サルヴトーチ入手でSR版【操符の復讐者】、デュアルヘリックス入手でSSR版【仮面に囚われし復讐者】、与力十手入手で浴衣SSR【お面の操符術士】が仲間になる。
サンダーレイピアはロザミアの家に代々伝わる剣で、帝国行きが決まった彼女に両親が贈ったものだが、感傷は不要、と売り払われた品である。
R版の上限解放後の二つ名「ヘクスナイト」のヘクスは、ドイツ語や英語で「魔女」「呪い」「ジンクス」「魔法をかける」を意味する。
性格
本音と建前があべこべになり、思っている事をそのまま口にしてしまう天然なところがある。
ただ、それを取り繕うことは基本的にないため、裏表がないとも言える。
(この辺が彼女本来の性格なのか、それとも仮面の影響なのかははっきりしない)
基本的には正義感の強い人物だが、聖人君子というわけではなく人並みの計算高さはある。
その経験からその佇まいには陰もあるが、お人好しな主人公一行との出会いにより救われている。
冷淡とすら見える素っ気ない態度をとることが多いが、本音では非常に情が深く、家族や仲間たちのことを非常に大切に思っている。
むしろ大切に思っているからこそ、危険な仮面の力を使う自分から遠ざけようとしている節も。
特に、仮面の力を暴走させてしまったSSR以降は自嘲、自罰めいた発言が多い。
状況が進むにつれて仮面が外せなくなったため、彼女の素顔が見られるのはR版とSR版のみである。
経歴
幼少時より戦闘において高い才能を示し、帝国から招致される。
装着した者の戦闘能力を向上させる帝国の新兵器「仮面」の装着者に選出されたが、自分の望まぬ戦いを仮面の力で強制され、帝国の裏の顔を知ることになる。
彼女は「仮面」の技術の悪用を防ぐため、研究資料を持ち出し脱走した。
「仮面」は戦闘能力を引き出すだけでなく、精神に干渉し、自我を奪う事で装着者を不眠不休の戦闘マシーンに変貌させる機能を持つ。
しかも装着した者を呪縛し、支配しようとする。それに抗う負担も並大抵のものではない。
残してきた家族が心残りであるが、家族の前で仮面が暴走する可能性を恐れ、故郷に戻れずにいる。
帝国は彼女を招いた後、彼女の家族を消そうとしている。故郷の住人の助けもあり、一度は逃されたが、最終的には殺されてしまった。
(実際は「仮面」に惑わされた彼女自身の妄言で、彼女の家族はオイゲンの手によって救出されている。)
「仮面」が暴走した際に傷つけてしまわないよう、仲間を作る事もなくたった一人で帝国と戦い続けてきたが、帝国に対抗するいう共通した目的を持つ主人公達と出会い、暴走したら自分や仲間たちが止めてやる、というビィの熱い言葉に突き動かされ、騎空団のメンバーとなる。
R、SR、SSR、浴衣SSRの四種がある。レアリティが上がる毎に仮面の支配を克服し、自分のものにしていっているようだが、いずれも「仮面」の暴走が切っ掛けであり、かなり危ない橋を渡っている。
SR版のフェイトエピソードでは仮面の暴走により意識を失いかけた瞬間、帝国時代の別部隊の長ガルストン少尉の言葉を思い出し「押さえつける」のではなく、「受け入れ、自分の物に」する着想に辿り着き、制御に成功している。
SSR版のフェイトエピソードでは、帝国の魔物との戦闘の最中、一時は仮面の干渉に囚われそうになった彼女であったが、仮面側が突如沈黙。
仮面が壊れたわけではなく、支配のみが失われた状態であり、彼女はその力のみを自由自在に引き出せるようになった。
……というのは表面上の姿。仮面は彼女を別のアプローチで手中に収めようとしている。
浴衣版では仮面を外せないこと、力を暴走させるリスクからアウギュステの祭りに参加することを躊躇っていたが、
周囲のメンバーのフォローと、仮面を隠すためにお面を被ることで彼女も彼女なりに祭りを楽しむことに。
(人混みは本来苦手なのだが、祭りに関しては別のようである)
その中で、幼いころに家族でアウギュステの祭りに遊びに来たことがあること、彼女の浴衣が母親から贈られたお下がりであること、趣味のちぎり絵のおかげで手先が器用(型抜きが上手い)なこと、風鈴の想い出などが語られた。
なお、この仮面は誰が何のために作ったものか、あるいは仮面自体が星晶獣のような存在なのかといった事柄は現状では語られていない。
また、メインストーリーにおいてエルステ帝国との決着がついてしまった現状、彼女の立場がどうなっているのかも気になるところである。
性能
光属性のバランスタイプ。
R版はサービス開始最初期から実装されているキャラクターで、後にSR版、SSR版と順当に昇格し、恒常のみで3レアリティを全て制覇するグラブル初の快挙を成し遂げた。
また、昇格キャラにありがちな属性変更とも無縁。のちに直近の『ぐらぶるっ!』で出番があった事もあり、浴衣バージョンも実装、こちらも属性は光となっている。
アビリティ構成も自属性攻撃、攻撃回避、複数回攻撃化(ダブルアタック、トリプルアタック)という一貫した内容。
癖が少なく扱いやすいアビリティが揃っているので、キャラが揃っていない駆け出し騎空士にはなかなか有難い存在。
ただし、呪いの反動を表現するためか効果はともかくとしてリキャストがかなり重たい欠点がある。
SSRではさらに強化されたものの、具体的に様々なデメリット効果まで表出してしまう。
攻撃回避アビリティに自分のHPを最大値の25パーセント消費。
連続攻撃の確率を上げるアビリティでは敵からの攻撃を集めやすくなってしまう。
更に仮面の効果で短期間無敵になれ、追加攻撃が発生するものの、HPが回復しなくなる……という有様。
一方で、それだけのデメリットを抱えた反動からか、前述の連続攻撃強化に加えて通常攻撃と奥義の両方に追撃が発生するため、単純な火力は光属性内でもトップクラス。
これまでのバランス型からは打って変わって、総じて長期戦にはあまり向いておらず、リソースをつぎ込めるだけつぎ込んで前のめりに倒れる、短距離走者のような性能になった。(ただし光属性はフォローが手厚く、意外と生き残ることもある)
死なないようにフォローしながら暴れてもらうか、途中で力尽きて後続メンバーへバトンタッチすることを前提に運用するか、その辺は団長次第である。
ちなみに、こんなアタッカー全振りのような性能ながらキャラタイプはバランスのままである。
一方の浴衣バージョンでは一転、相手の特殊技に反応してゲージが溜まり、2アビでPT全体にゲージを配り(刻印が溜まると奥義強化バフも付く)、奥義を撃つたびに1アビを連射して追加ダメージを稼ぎ、3アビで奥義が連続発動し……と、ゲージ回転力を活かした奥義アタッカーとしての側面が強いキャラとなった。
これまでと違い、フルオートで中~長期戦でダメージを稼ぐのに向いた性能をしている。
終末の神器を装備したクリュサオルと非常に相性が良く、あっという間に刻印を溜めて最大火力で暴れ回ることができるようになる。
同じ刻印キャラであるレ・フィーエと組ませると、非ATから初手オーバーチェイン→刻印MAXといったことも可能。
細かく1アビを起動する必要があるため、そこで若干時間が食われるのが璧に瑕。
また、これまでの攻撃アビに一貫して付いていた防御デバフは無いのが惜しいところ。
神撃のバハムート
イベント「愛炎の封神と烈風の守護神」において、レジェンドレアで登場。帝国の研究施設を破壊しようとしていた際に光に呑まれ、気づけば別の世界に来てしまっていた。
余談
SR版では上限解放するとソーラ・システム、SSR版ではコロニーレーザーを模したように符を展開するイラストになる。
もしかしなくても、名前つながりで機動戦士ガンダムシリーズのパロディであろう。
関連イラスト
関連タグ
ウェルダー:クロスフェイトエピソード有り
ミカサ・アッカーマン:中の人繋がり。過去に進撃の巨人はグラブルとコラボをした事がある。
タイアー:2020年7月のレジェンドフェスで浴衣、光属性つながり。