概要
呪文を書いた紙片を用いて行われる呪術。
災厄から身を護るため、よくないものを封印するためのお札もその一種となる。
三枚のお札のように符術の不思議な効能を生かして、化け物を退ける昔話も伝えられている。
宗教における符術
道教には様々な宗教的な目的で使われる「霊符」があるが、神々や仙人達への嘆願目的のほか、その力をかりて呪術的な効果を発揮しようとするものも多い。
こうした術の体系を記したテキストは、道教の聖典集成「道蔵」に数多く収録されている。
符術やその背景にある思想体系は中国以外にも持ち込まれ、日本でも陰陽道などに影響を与えている。
符術と関連の深い神として妙見菩薩がある。
フィクションにおける符術
符術は伝奇作品にも登場するが、主にアジア系のモチーフを採用したファンタジー作品でもオリジナルの符術が登場する。中華ファンタジーだけでなく、ジョブやクラスとして符術師が存在する作品もある。
伝奇作品の符術、符術使い
土御門春虎・土御門夏目・阿刀冬児等、他多数(東京レイヴンズ)