「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」
りん・ぴょう(びょう)・とう・しゃ(じゃ)・かい・ちん(じん)・れつ・ざい・ぜん
「臨む兵、闘う者、皆 陳列べて(ねて)前に在り」という意味である。
概要
また陰陽道、密教、修験道等ではそれぞれでやり方が異なっており、九字には様々なバリエーションが存在する。
最も有名なものは、漫画や映画などでも頻繁に用いられる密教系、真言宗の九字
「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」である。
この呪文を唱えながら、手で印を結ぶか、指を剣になぞらえて空中に線を描くことで、災いから身を守るとされている。これを「九字護身法」と称する。
この空中で描かれる格子状の模様はドーマンと呼ばれ、これは平安時代の伝説の陰陽師・蘆屋道満が由来とされる。
関連人物・作品
光戦隊マスクマン:九字護身法を技のポーズとして組み込んでいる
五郎丸ポーズ:その手は九字護身法…?
渡辺綱(Fate):宝具使用時に九字切りを行うサーヴァント、初出時のシナリオで同じく九字護身法で有名な蘆屋道満(Fate)がピックアップされていた。
東京レイヴンズ:日本呪術が数多く登場し、九字を用いる呪術者が複数登場する。
パンチライン:呪術とは関係のないアニメだが、最終話でまさかの活躍をする。
仮面ライダー剣斬:スピンオフ「剣士列伝」と劇場短編でのみ、変身時に九字が梵字も併記される形で表示される。劇場短編ではなぜかゴシック体になっている。
ホワン・ヤンロン:乗機のグランヴェールの必殺技、火風青雲剣を使用する際の台詞として採用。中国の書物『抱朴子』内で用いられた表記である「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・前・行」を用いる。
火野レイ/セーラーマーズ:旧アニメ版にてワザの発動の際にはこの文言を唱える。