カルデラは火山の火口部分が陥没したものである。数百mほどのものもあれば数十kmにもなるものもある。
語源はスペイン語で「釜」ないし「鍋」を意味する「caldera」から来ている。形状が似ているからである。
噴火が長い間続くと地下に空洞ができ陥没する。するとさらに規模の大きい噴火が起き、噴火が終わると火口がカルデラになっている。言い換えればカルデラはそこが火口であったことを示している。
陥没した結果現在は湖や海になっているものも多い。阿蘇山のように谷の地形と変じて多くの人々の生活を支えている例もある。