概要
ワノ国篇に登場したキャラクター。その正体は変身したサンジである。
開発したのはサンジの実の親であるヴィンスモーク・ジャッジで、WCI編にてヴィンスモーク・ニジがモンキー・D・ルフィの服の中に忍び込ませる形で渡されたレイドスーツで変身している。。
サンジは当初「おれはこんな科学の力を借りて、強くなりてえとは思わねえ!」とレイドスーツの使用に否定的であったのだが、百獣海賊団の真打ちページワンとの戦いへ赴くに当たって「意地を曲げれば救える命もあるかもしれない。」と考えた事から、正体を隠して戦う為に使用した。
ちなみに本来の名前は「ステルス・ブラック」。
サンジの兄弟達がパーソナルカラーに合わせた髪色をしていることを見ると、仮に母の抵抗がなく、ジャッジの思惑通りに生まれて来ていれば、サンジは黒髪になっていたということだろうか?(或いはジャッジにとって ステルス=見たくもない ブラック=黒歴史 ということかもしれないが)
おそばマスクという珍妙なネーミングはサンジ自身がつけたもので、ウソップやフランキーたちからは不評だった(詳しい経緯は後述)。
ちなみにマントに書かれた数字は白、裏地とスカーフは赤、スーツのボタンやラインは濃い黄色と能力の割に色は結構派手。
機能
足の裏に仕込んだ浮遊装置でサンジの空中歩行(=月歩)では不可能だった空中浮遊を、踵の加速装置で今までにないロケットスタートを可能にしている他、マントは盾として百獣海賊団の幹部の攻撃すらも耐えきる防御力を発揮する。アニメ版ではマントで防御する際に誰もが持っている心の壁のようなバリアを発生させていた。
そして''ステルス''だけに全身に映像を投影することで擬似的に透明化できるのが最大の特長(次兄であるデンゲキブルーも透明化は可能)。
ちなみにサンジの夢のひとつは「透明人間になれる能力(≒スケスケの実)」だったため、スケスケの実の能力者ということでその夢を奪ったアブサロムを八つ当たりで恨んだことがある(ただその使い道はほぼ女湯ののぞきをするためだったが……)。
最終的には「おれはもう透明になんかなれなくたって構わねェ」と未練を捨て「自力でのぞく」と宣言したサンジだったが、そんな彼の野望(?)がジェルマ66の科学力で現実になった。しかも悪魔の実の能力ではないため泳ぎが得意という長所とも共存できている。
ただ変身が物凄く派手なため透明化を台無しにしているのも事実。
その辺りの粗をどう埋めるかはサンジの機転や努力次第と思われる。
技
- 流星おそばキック
アニメオリジナル技。はるか上空から流星のごときスピードで相手に突っ込む蹴り。辺りに小規模のクレーターを残すほどの威力だったがこれでもページワンへの決定打にはならなかった。
元ネタは恐らくウルトラマンジャックの流星キック
余談
トラファルガー・ローによれば、世界経済新聞に掲載されていた絵物語『海の戦士ソラ』に登場する悪の軍団メンバー「ステルス・ブラック」に酷似しているらしいが、このレイドスーツとの関連性は今のところ不明。
だがローが絵物語のまま「悪の軍団ジェルマ66のNo.3、ステルスブラック」と呼んだのを嫌がり、咄嗟にこの名前を名乗った。
ワノ国で「そば屋サン五郎」として屋台を経営していたのが由来だろうが、味方からは大不評で、ウソップやフランキーたちからは
「最悪だー!!!改名してくれー!!」「命名権をおれ達にくれー!!」
と言われたほど。
後でウソップ&フランキーにデザインの修正を頼むつもりらしいが、ジェルマの技術を何とかできるのだろうか・・・?
一応、フランキーはベガパンクの技術についていけるだけの手腕とワポメタルがあるので、ある程度の修正はできると思われるが、スーツの機能のなかに、アブサロムが一時期に見せた嗅覚阻害行為につながるようなものがあるか否か明かされていないため、デザイン以外の部分まで修正される可能性もある。
一応キング戦ではサングラスが外れていたが、今の所それ以外のデザイン変更は無し。