概要
正式名は『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』。勘違いされやすいが「F90」ではない。
設定的には漫画『機動戦士ガンダムF90』(第一次オールズモビル戦役。U.C.(宇宙世紀)0120年)の後日譚で、映画『機動戦士ガンダムF91』(コスモ・バビロニア建国紛争。U.C.0123年)の前日譚であるU.C.0122年の「第二次オールズモビル戦役」である。
序盤はガンダムF90に搭乗してA・D・Vの各種装備を使い分けながら火星のジオン軍の残党オールズモビルと戦い、後半ではガンダムF91(バイオコンピューター未搭載)を受領して(F91の修理中はF90を使う)OMを裏から操っていたクロスボーン・バンガード(コスモ・バビロニア)と戦い抜いていく。
当時としては斬新なリアルタイムSLGであり、リアルタイプガンダムを操縦して戦っている雰囲気や臨場感を味わえるガンダムゲーはホットスクランブル以来である。
プレイヤー側の攻撃は、武器の有効射程距離を把握すればある程度戦えるが、防御や回避は運まかせで、ジェガンやGキャノンといった味方戦力は足止めにすらならない役立たず揃いな上に、彼らが全滅してもゲームオーバーとなるので結果孤軍奮闘を強いられるハメになり、更にヒロインのアンナフィルが序盤でいつの間にか消滅していたり等フラグが回収できていない、敵ユニットのパラメーター管理が悪く一発で容易く撃墜できてしまう武器があるなど、賛否両論分かれて人を選ぶゲームになってしまっている。
理不尽なゲームバランスとシステムに関する説明不足がその主な要因であるが、その美しいドット絵と楽曲は今なお評価が高く、リメイクを望む声も多い。
近年ではGジェネシリーズなどに登場する、オールズ・モビルのRFシリーズMSは、元は本作のために描き起こされたものである(なお本作では容量の関係なのかRFの肩書が省略されている)。
近年、SDガンダムGジェネレーションスピリッツの戦闘デモに本タイトルを意識したと思われるものが収録され、ちょっと話題になった。
F90FFでは各巻のプロローグとして描かれている。
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