概要
拓海と啓介になりすまし、埼玉(東秩父村、定峰峠入り口)に現れた2人組。
ハチロクトレノとFD3Sに「PROJECT D」と書かれたステッカーを貼り、同様に「PROJECT D」とプリントされたお揃いのTシャツを着ている。プロジェクトDの人気を利用し、女の子をナンパしていたが、2人の見た目は武内樹に「デブでぶさいく」と言われるなど、本物の拓海と啓介とは髪型以外は大きく違う。ちなみに二人は拓海を見たことも無く、最初に会ったときは拓海本人を堂々と偽物呼ばわりしていた。
ドラテクは当然本物には到底及ばないどころか、そもそもドリフトすらしたことがない。ニセ拓海が上原美佳の友人・トモコをナンパしたことがきっかけでプロジェクトDの包囲網に引っかかり、秋山渉の協力もあり正体がばれ、きついお灸を据えられることとなる。
プロジェクトD自体には損も得も無い一つの事件として収束したが、拓海が美佳と知り合い、惚れ込んでいくきっかけとなったという点で大きな役割を果たしたと言える。
ニセ拓海
CV:勝杏里
拓海の偽者。車は当然パンダトレノだが、拓海のハチロクが前期型なのに対し、こちらは後期型で、外見はホイールと「PROJECT D」ステッカー以外はほぼノーマル。
本物の拓海が涼介と啓介を「さん」付けで呼ぶのに対し、偽者は呼び捨てにしている。また本物の拓海は未成年者なのでタバコは吸えないが、ニセ者は吸っている。
素性がばれた後にトモコに再度アタックしたもののフラれた模様。
ニセ啓介
CV:三浦博和
搭乗車種 | マツダ・RX-7(FD3S前期) |
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ボディカラー | コンペティションイエロー |
主な外装パーツ | 偽物のプロジェクトDステッカー、ノーマルのボンネット以外岩瀬恭子と同仕様 |
ナンバー | 熊谷300 せ 81-431 |
啓介の偽者。啓介と同じ黄色い前期型のFDに乗っているが、外観はボンネット以外岩瀬恭子のFDの仕様に近い。拓海からは「背が低すぎる」、啓介からは「あまりにもブサイク」「世の中の何人かの人間に高橋啓介の顔が"これ"だと認識されたと思うとハラワタが煮えくり返る」と言われており、アゴ髭を生やしているなど、髪形以外は似ても似つかない。
また、原作とゲームARCADE STAGEシリーズでは黒髪であるなど髪色も本物と異なっている(TVアニメ版では本物と同様の金髪)。
余談
- 両者の担当声優はアーケードゲーム『頭文字D ARCADE STAGE5』でアニメ版に先行しえキャスティングされており、ゲーム初登場から約3年後に製作されたアニメ版第五期であるFifth Stageにもそのまま登板している(同作に登場したチーム246及びレーシングチームカタギリS・Vの主要メンバーも同様)。
- ニセ拓海役の勝杏里氏はOVAのExtra Stage2でアルテッツァの二人組の内の金髪男を演じており、後の新劇場版三部作では健二を演じた。
- 走り屋ですらないものの主人公サイドと敵対していた人物に御木先輩がいるが、彼と違いバトルどころかまともに走る描写が無いのにも関わらずARCADE STAGEシリーズでは東京のオタク達と同様にやられ役としての出演が多い。