概要
1972年から1975年まで及び1977年から2000年まで販売。
トレノの車名は、スペイン語の「TRUENO(雷鳴)」から取られた。
元々はスプリンターの上級スポーツグレードの一つであったが、4代目のAE85・86型以降は事実上の独立した車種となる。
ボディタイプはノッチバック、ファストバック、ハッチバックが登場。
駆動方式は4代目までがFRで、5代目AE91・92型以降はFFに変更された。
トレノの兄弟車であるカローラレビンは当初は販売店が違うだけの仕様であったが、こちらも元々はカローラの一グレードであったため、型式や車重、ボディ本体の構造が異なっていた時期がある。
4代目と5代目のヘッドライトはトレノがリトラクタブル式、レビンが通常の固定式と形状が全く異なっていた。
6代目AE100・101型以降は安全性や法改正などによってトレノも固定式となり、デザインもフロントグリル周辺の僅かな差異となった。
2000年8月に7代目AE110・111型をもって販売を終了した。
神格化されし雷鳴
かつて中古車市場では、2ドア&3ドア型レビンの人気が高く、3ドア型のトレノは最も人気が低い車種だった。
1995年にしげの秀一作のコミック作品『頭文字D』で4代目AE86型が主人公父子の愛車となった事で脚光を浴びる。 ※後にリアルタイム世代ではなかった年齢層にもその名を轟かせる。
これにより、3ドア型トレノの人気が上昇し中古車市場で求めるオーナーが続出するという逆転現象が発生。 プレミア価格で取引されるという事態を巻き起こすほどのカルト的な人気を集め、国産車で極めて高い任意保険料が高いスポーツカーとなっている。
関連イベント
関連項目
トレノ:表記揺れ
AE110・111モデルのイメージキャラクターを務めた。
キャッチコピーは「オレノトレノ」。
AE86スプリンターのイメージキャラクターを勤めた。
キャッチコピーは「SEXYスプリンター」。
土屋圭市:実在するレーサー。